★阿修羅♪ > 戦争80 > 1036.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□レバノン南部で「イスラム聖戦」の幹部兄弟が爆死 イスラエルの犯行説も [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2023309/detail
レバノン南部で「イスラム聖戦」の幹部兄弟が爆死 イスラエルの犯行説も
【アルジャジーラ特約26日】26日、レバノン南部シドンのアブバクル・モスクの近くで爆発が起き、イスラム抵抗組織「イスラム聖戦」のアブ・ハムザことマハムード・マズーブ幹部と弟のニダル氏が死亡した。治安当局筋によると、駐車していた車に爆弾が仕掛けられていて、兄弟が車に近付いた時に爆発した。
第1報では、爆発はマズーブ氏が車のエンジンを掛けた途端に爆発が起きたとされたが、その後、治安当局筋は、爆弾が盗難車に仕掛けられていたと語った。
「イスラム聖戦」側は、爆弾がリモートコントロールで爆発したとみているが、車は焼け焦げ、ぬじくれた金属の塊と化し、周囲は破片だらけとなった。
このテロ攻撃の直後、ベイルートのイスラム聖戦の代表は、アルジャジーラに対し、「マハムード・アル=マズーブは重体だ」と語ったが、2時間後に病院で死亡したと伝えられた。ニダル氏は即死だった。
イスラム聖戦では、イスラエルの犯行として非難した。
イスラム聖戦の幹部、アリ・アブ・シャヒン氏はロイター通信に対し、「これはイスラエルの攻撃であり、危険なエスカレーションである」と述べた。
同氏はさらに、「イスラエルはこの攻撃に責任がある。パレスチナ領域外で幹部を標的にすることで一線を越え、状況を変えてしまった」と付け加えた。
ロイター通信によると、イスラエル軍筋は、イスラエルがこの事件に関与したとは関知していないと語った。
イスラム聖戦の幹部の一人は、これはマズーブ氏の命を狙った2回目の攻撃であると語った。同組織は、他のパレスチナ抵抗組織が順守している停戦期間に、イスラエル国内での自爆テロ攻撃を実施して、30人以上を殺害したが、その中には、4月17日、テルアビヴで起きた自爆テロによる11人を含む。
これまでイスラエル軍はガザ地区と西岸でイスラム聖戦に対するミサイル攻撃を繰り返し、さらに逮捕作戦を度々行って、同組織に復讐の呼び掛けをさせることになった。
レバノンのスンニ派グループ、ジャマー・イスラミヤは、今回の爆弾テロには「イスラエルの刻印」が捺されているとして、「イスラエルは抵抗のシンボルとなるすべての人間を抹殺しようとしており、アブ・ハムザは戦闘的なことで知られていた」と語った。
2年前、アブ・ハムザはシドンで同じような襲撃を逃れていたが、当時、攻撃したのは他のパレスチナ過激派集団であるといわれていた。(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)
2006年05月30日17時41分