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□交通事故を機に反米・反政府暴動 カブールで4人死亡、約20人負傷 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2020023/detail
交通事故を機に反米・反政府暴動 カブールで4人死亡、約20人負傷
【アルジャジーラ特約29日】アフガニスタンの警察当局者によると、首都カブールで29日、駐留米軍の車両が一般車両と起こした衝突事故をきっかけに、住民多数が暴徒化する騒ぎが起きた。
衝突事故では住民3人が死亡、16人が負傷し、また、暴徒を鎮めようとした米軍の発砲で1人が死亡、2人が負傷した。
警察当局者によると、暴徒化した住民たちは「米軍を倒せ」などと叫びながら、米軍とアフガニスタン軍部隊に対し投石を繰り返したという。この暴動で、アルジャジーラのカメラマン1人も負傷した。
同警察の交通部門の責任者は、米軍部隊が抗議する住民たちに発砲したと言明した。
これに対し米軍主導の駐留連合軍は交通事故の発生を認めたが、米軍部隊による住民らへの発砲については、これを否定した。
連合軍のタマラ・ローレンス中尉はAFP通信の取材に対し、「平台型の軍用トラックがブレーキ故障を起こし、一般市民の車両に衝突した。この事故で1人が死亡、6人が負傷した」と明らかにした。同中尉は死者3人との情報には言及しなかった。
また、別の同軍当局者は「連合軍部隊が(住民らに)発砲したとの報告は全く受けていない」と述べた。
住民が暴徒化したのを機に、事故現場上空では北大西洋条約機構(NATO)軍のヘリコプター2機が警戒に当たった。
一方、現場にいた住民たちは米軍車両3台が郊外からカブールに入り、ラッシュアワーで渋滞していた一般車両の列に突っ込み、同車両数台に衝突したと証言した。
目撃者の1人は「米軍の車列は一般車両をなぎ倒すように突っ込んできた。市民たちがどうなるかなどは全く気にしていなかった。数遺体を見た」と怒りを口にした。
米国は現在、2万3000人規模の部隊をアフガニスタンに駐留させている。このほかNATO軍も9000人規模の部隊を、首都カブールを中心に派遣している。(翻訳・ベリタ通信=志岐隆司)
2006年05月29日21時11分