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若者の雇用政策めぐり、仏全土で第2波の大規模スト【読売】
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060404it11.htm
ストライキの影響で、通勤時間帯にもかかわらず閑散としたパリ北駅構内(中村光一撮影) 【パリ=島崎雅夫】フランス政府の若者雇用促進政策「初期雇用契約」(CPE)の全面撤回を要求して、主要労組や学生団体が4日、仏全土で、第2波の大規模ストとデモを行った。
デモでは、学生らが前回3月28日(警察発表約106万人)を上回る参加を呼びかけた。
4日未明から国鉄をはじめ、航空会社、郵便、教育、医療などの労組が相次いで最大限1日間のストに突入。AFP通信などによると、公共輸送機関のストライキはパリのほか、南部のマルセイユや、南西部のトゥールーズなど全国32市町で行われた。
主要労組のうち、国鉄で18%、教育で20%、郵便で8%の労組員がそれぞれストに参加した。国鉄で在来線の2割、高速列車TGVの3割、国内航空便の3割がそれぞれ運休するなど市民生活に大きな影響が出た。首都圏の地下鉄は前回と違い、運行にそれほど大きな乱れはなかった。
一方、デモは、パリ市内で4日午後2時半(日本時間同日午後9時半)から、市内のレピュブリック広場からイタリー広場まで約5キロにわたって行われる。地方都市では警察発表で、南西部ナントで約5万2000人、西部レンヌで2万1000人、西部ルマンで1万人が抗議行動を展開した。
前回のデモでは、暴徒化した若者らが治安部隊と衝突して約800人が逮捕されたため、仏内務省はパリ市内に治安部隊4000人を配備するなど全国で厳重な警戒体制を敷いた。
企業が26歳未満の若者を雇用した場合、試用期間の2年間、理由の提示なく解雇できる同契約をめぐっては、シラク大統領が試用期間の短縮や解雇理由の提示の修正を仏政府に指示したが、学生団体らは修正は不十分として再度、今回のスト、デモを実施した。
(2006年4月4日21時38分 読売新聞)