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□イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 2006/03/31
http://blog.mag2.com/m/log/0000169265/107128934?page=1#107128934
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イラク・レジスタンス・レポート Iraqi Resistance Report 日本語版
編集&発行 山本史郎/イラク情勢ニュース
webサイト
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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2006/04/03 (月)
※ きょう紹介する主な内容 ※
☆イラク・レジスタンス・レポート 2006年3月31日付
◇傀儡政府がイスラエル国籍者に入国ビザ発行
◇ヒッラ: 内務省秘密監獄の所在が明るみに
◇ユスフィヤ: レジスタンスが待伏せ、米兵4人死亡
◆SCIRI系宗教指導者が南部でスンニ派虐殺を呼びかける
◇アマラの英軍基地でミサイルが炸裂
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□イラク・レジスタンス・レポート 3月31日 金曜日
■Iraqi Resistance Report for events of Friday, 31 March 2006
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http://www.albasrah.net/en_articles_2006/0306/iraqiresistancereport_310306.htm
◆バグダッド Baghdad
◆傀儡政府がイスラエル国籍者に入国ビザ発行
Iraqi puppet regime officially issues entry visas to “Israeli” passport holders
傀儡(かいらい)政府のイラク税関は、ジャファリ首相が「イスラエル」
国籍を持つ者にイラク入国を公式に認めたことを明らかにした−−イスラム
・メモが31日午後4時10分の速報で伝えた。
イラク西部の町ルトバ在住のイスラム・メモ通信員は、ヨルダンからの経
路にあるルトバ税関当局者の話として、傀儡政権が「イスラエル」人への入
国ビザを公式に許可したとレポートした。
その情報提供者は、「ジャファリ政府はイラクに入国するシオニスト、特
に商工会議所の身分証あるいは実業家一般に許可を与える命令を出した」と
述べた。
税関当局は毎日5人〜10人のシオニストが西部国境からイラクにやって
くると話した。彼らはルトバ広場で「警備会社」の傭兵(ようへい)に迎え
られバグダッドまで案内される。毎月1回〜3回は大勢でやってくる。
以前には、キルクーク、アルビル、スレイマニヤ、ダフークといったイラ
ク北部の都市で、米欧系ユダヤ人実業家の企業にシオニストのモサド(=イ
スラエルのスパイ機関)に所属する秘密警察がいた、と、欧州メディアが報
道したことがあった。トルコ政府が、特別の影響力を持つ北部イラクでシオ
ニストの活動が広がることについて、親密な「イスラエル」の同盟者に不満
を述べてきたことは知られている。シオニストのスパイ要員はイラク北部ダ
フーク州に属するザウィタ地域(シリア国境から約80キロ)で特に活発に
動いていると言われてきた。
◇西バグダッド: レジスタンスの狙撃手が海兵隊員を射殺
◇ドーラ: レジスタンス戦士が親米バドル旅団の民兵を射殺
◇ブルガリアは米国の占領を助けるため兵士154人を派遣
◆バビル州 Babil Province
◆ヒッラ: 内務省秘密監獄の所在が明るみに
Location of secret prison run by puppet “Interior Ministry” revealed
バグダッド南方100キロにあるヒッラ市の傀儡警察関係者が、米国が設
置したイラク内務省は秘密監獄を運営しており、100人以上の犠牲者(主
にスンニ派)が確認されていると明らかにした−−イスラム・メモが31日
午後3時50分の速報で報じた。
ヒッラ在住のイスラム・メモ通信員は、匿名で話した地元警察幹部の証言
として、この監獄は米軍侵攻前にはイラク治安局が入居していたビルのなか
にあるとレポートした。この情報提供者は、イラク内務省の高級幹部が秘密
監獄を監督しており、彼らは皆、親米シーア派の宗派主義者バドル旅団で指
揮官を兼ねていると指摘した。
この秘密監獄は約1ヶ月前に設置されたとその警察幹部が話した。彼の話
では、ヒッラの秘密監獄に投獄されている者は以前はバグダッドの秘密牢に
入れられていたが、バグダッドの施設の場所がメディアで報道され米軍が閉
鎖することを恐れて、ヒッラに移送されてきた。同様の秘密監獄と拷問セン
ターが報道で明らかになり、米軍がそれを閉鎖したことがある。しかしこの
種の監獄の多くは内務大臣バヤン・ジャブル・スラグのもとに占領下の首都
で運営されていて、ハリルザド米国大使は何度も彼を叱責したが元に戻る。
ヒッラの情報提供者は、イスラム・メモの取材に、地方の秘密監獄に入れ
られている収容者はスンニ派の宗教指導者、学者、商業者だと話した。
◆ユスフィヤ: レジスタンスが待伏せ、米兵4人死亡
Resistance ambush in al-Yusufiyah reportedly kills four US troops
31日夕刻、バグダッド南西25キロほどのユスフィヤを通るハイウェイ
上で、イラク・レジスタンス戦士が米軍車列に爆弾と銃によるダブル攻撃を
しかけた−−イスラム・メモが31日午前11時40分の速報で伝えた。
イスラム・メモの通信員はユスフィヤに住む目撃者の話として、ハイウェ
イ上の米軍車列そばで幾つかの爆弾が破裂し、それが待伏せ攻撃開始の合図
となって、軽・中量兵器で武装したレジスタンス戦士が米軍車両に銃撃を始
めたとレポートした。攻撃者は完全に米軍ハンビーを破壊し、戦車を炎上さ
せた。この攻撃で米兵4人が殺され、2人が負傷した。
◆ナジャフ州 An-Najaf Province
◆SCIRI系宗教指導者が南部でスンニ派虐殺を呼びかける
Shi‘i religious leaders tied to pro-American SCIRI
call for massacre of Sunnis in southern Iraq
親米シーア派至上主義の導師が31日にナジャフ市内のシーア派モスクで
説教をおこない、スンニ派教徒を殺し略奪するのは正当だとして宗派間の内
戦をあおった−−イスラム・メモが31日午後3時40分の速報で伝えた。
イスラム・メモの通信員はナジャフ市内でシーア派のアリ・アル・ファト
ラウィ師が開いた集団礼拝に出席した。ファトラウィ師は説教のなかで、ス
ンニ派は預言者ムハンマドの死後3人のカリフであるアブ・バクルとウマル
・イブン・アルハタブとオスマン・イブン・タリブが最初の指導者だと主張
し、これは3人を預言者の甥である4人目のカリフであるアリ・イブン・ア
ビ・タリブの上位に置くという意味だと主張した。預言者の後継者は預言者
の家系でなければならないというのがシーア派の信仰書であり、それによる
とスンニ派が認める最初の3人のカリフは「不当な簒奪(さんだつ)者」で
ある。
スンニ派は預言者の家系を嫌ってイスラム教徒であることを辞めたという
口実のもとに、シーア派がスンニ派の命と金銭、女性を奪うことは許される
とファトラウィ師は述べた−−イスラム・メモ通信員がレポートした。
またファトラウィ師は続けて、イラク南部に居残るスンニ派は全員、追放
するか殺すと呼びかけた。
同じ趣旨で、イラク・イスラム革命最高評議会(SCIRI)の指導的人
物でシーア派の宗教指導者であるサドル・アッ・ディン・アル・カバンジと
ジャラル・アッ・ディン・アッ・サギルの2人も、スンニ派の命と金銭、女
性を奪い、イラク南部から追放するのは正当だという宗教令(ファトワ)を
出した。SCIRIの武装部門であるバドル旅団(3万人)は2003年春
に米軍と一緒にイラクに侵攻してきて占領した。
このように公然たる内戦と宗派的な「浄化」をイラク南部で呼びかけるの
は、イラクを三つの国(クルド人の北部、スンニ派の西部、シーア派の南東
部)に分割するための米国の計画に沿ったものである。
◆マイサン州 Maysan Province
◆アマラの英軍基地でミサイルが炸裂
Katyusha rockets blast British base in al-‘Amarah
イラン国境から60キロ、イラク南部の都市アマラの英軍基地が2発のカ
チューシャ中距離ミサイルで攻撃された−−イスラム・メモが31日午後4
時50分の速報で伝えた。
イスラム・メモ通信員は、英軍基地に近いワハダー地区住民の話として、
ミサイルの炸裂で英軍施設から煙が立ち昇ったとレポートした。
◆アンバル州 Al-Anbar Province
◇カイム: 道路脇爆弾が米軍ハンビーを破壊、数人が負傷
◇ハリディヤ: レジスタンス戦士が米軍協力者を殺害
◇ファルージャ: 米軍が占拠したビルにミサイル撃ち込む
◇ 同 : レジスタンスに待伏せ攻撃され米兵死亡
◆サラハッディン州 Salah ad-Din Province
◇ユスフィヤ: レジスタンスの爆弾が米軍ハンビーを破壊
◆ディヤラ州 Diyala Province
◇バクーバ: レジスタンスが米・イラク合同軍を待伏せ
◆タミン州 At-Ta’mim Province
◇ハウィジャ: レジスタンスの爆弾が国家警護隊を襲う
◆ムサンナ州 Al-Muthanna Province
◇サマワ: レジスタンスが日本占領軍基地を砲撃
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オリジナル(英字):
http://www.albasrah.net/moqawama/english/iraqi_resistance.htm
英語への翻訳・編集 Muhammad Abu Nasr
日本語版はイラク情勢ニュース(URUK NEWS)のコンテンツです
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メール宛先 uruknewsjapan@ybb.ne.jp
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