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米大統領、G8でロシア民主化について懸念表明へ【ロイター】
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2006年 03月 30日 木曜日 14:58 JST
[ワシントン 29日 ロイター] ブッシュ米大統領は29日、7月に開く主要8カ国(G8)首脳会議(サンクトペテルブルク・サミット)で、ロシアの民主化の履歴について問題提起すると述べたが、ロシアは西側諸国と協力することが国益になると認識しているものと確信すると付け加えた。
イラク戦争開戦直後、ロシアが米軍の動向に関する情報をイラクに提供していたとの報告が米国防総省から出されたことから、一部米議員からは、同サミットのボイコットを検討すべきとの声が出ている。
しかしブッシュ大統領は、ボイコットすれば、米国の懸念についてプーチン・ロシア大統領と率直に話し合う機会が奪われるとしてこれに反対。
イラクに関する演説後の質疑応答で、「法治主義、信教の自由、集会・結社の権利、報道の自由といった西側の普遍的な価値観を導入することが国益になるとして、プーチン大統領を説得してきた。国境を接する国や自国内で民主主義が台頭して来ても脅威と受け取らないようにとはっきり伝えてきた」と語った。