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□米国とイラク首相が非難の応酬 [イラク情勢ニュース]
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan/view?.date=20060330&.utc=1143725641
2006年3月30日(木)
米国とイラク首相が非難の応酬
昨年12月におこなわれた国民議会選挙を受けて、新イラク政府が作られることになっているが、3ヶ月がすぎて、まだ、首相指名などをめぐって決着できないでいる。そのようななかで、アメリカのハリルザト駐イラク大使がジャファリ首相の再選に強い拒否感(=ブッシュ米大統領からのメッセージ)を伝え、その意向を伝えられたシーア派政党の側も米国の干渉に強く反発している。
▼ジャファリの首相就任に反対、米国がシーア派勢力に告げる
ロサンゼルス・タイムス 3月29日
http://fairuse.100webcustomers.com/fairenough/latimes095.html
▼イラク首相が米国に干渉するなと警告
ニューヨーク・タイムズ (ヘラルド・トリビューン転載) 3月30日
http://www.iht.com/articles/2006/03/29/news/baghdad.php
3月27日には、バグダッド州知事も米国への協力を停止すると発表した
▼ロイター通信 3月27日
http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/FRI741255.htm
バグダッドでサドル師の影響下にあるモスクがイラク軍特殊部隊と米軍に襲われ、多数の死傷者を出した事件をめぐって、米国とジャファリ首相やサドル師(ともにイランとの結びつきが強い)などとの軋轢(あつれき)が持ち上がっているが、これもまた同じ構図である。
そこで留意しておきたいことは、言葉の上では米国に対する反感を示したとしても、彼らが真にイラク国民を代表する立場に立っているのではないということ。イラクの統一とイラク国民の結束を崩そうとしてきたし、今もしているという点(犯罪性)では、背後の思惑に違いはあっても、ジャファリ首相もアメリカも同じである。民兵組織を率いて住民へのテロをおこなってきた点でも両者(三者?)は同じ。米国の指揮に従うかどうかが彼らの間の溝である。
作成者 山本史郎 :2006年3月30日(木) 22:34 [ コメント : 0]