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□再び「タイミング」を考える [イラク情勢ニュース]
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan/view?.date=20060328&.utc=1143524180
2006年3月28日(火)
再び「タイミング」を考える
昨年9月、バスラで英軍特殊部隊(SAS)メンバー3人がイラク警察に逮捕され、イギリス軍が戦車まで動員して牢破りにおよんでSASメンバーを「解放」した事件があった。
参照: 特集その2、バスラで逮捕された英特殊部隊員
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/2005British_soldiers_in_Basrah.html
この3人は爆弾を仕掛けようとしていて、発見され制止するイラク警察を銃撃したことから、テロリストとして逮捕されたものだった。アラブ人の服装で変装し、特殊部隊員であることを隠していた。テロを働こうとしていたのは明かで、撤退を表明していたイギリスがその撤退計画を棚上げした直後のことである。
サマッラ聖廟爆破事件を前後して、米軍とつながるイラクの治安部隊によるスンニ派住民に対する広範囲でのテロが続発し、また、その後も英軍特殊部隊員のテロ行為が発覚したりもしている。
バスラ: イラク人に変装した英兵が爆弾を仕かける レジスタンス・レポート3月12日
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/06_Resistance_Report_20060312.html
そして先日、3月26日(日曜日)には、米軍(およびイラク特殊部隊)とサドル師派民兵との衝突で、多数の住民がモスク内で殺される事件が発生した。
2月まではイギリス軍の撤退が3月から開始されるとほぼ確定的に報道され、それにともなって日本も自衛隊の撤退を3月から始めるといわれていたのだが、イギリス軍の撤退はまたも延期。日本政府も、自衛隊の撤退開始は3月半ば以降に首相が正式に表明するとしてきたのが、今では、治安が回復せず、選挙後のイラクの政府編成もすすまないなかで、撤退時期は不明のまま事実上延期されるようだ。
こうした続発するテロと、米・英をはじめ有志連合に加わる占領軍(国)の動きと、タイミングを疑うのは私だけではないだろう。
作成者 山本史郎 :2006年3月28日(火) 14:36 [ コメント : 0]