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インドとの原子力協力は二重基準で…米国務次官が本音
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060328i211.htm?from=main2
【ワシントン=貞広貴志】米国務省のニコラス・バーンズ次官(政務担当)は27日、ワシントンの外交問題評議会で行った講演で、米国が核拡散防止条約(NPT)未加盟のインドと原子力協力を進める方針を打ち出したことについて、「我々がインドに当てはめようとしているのは、イランや北朝鮮とは別の二重基準」「友邦を別扱いできるのは幸運だ」などと述べた。
NPTをはじめとした国際法体系より、個別国との関係を重視するブッシュ流外交の本音を珍しく公言したものだ。
バーンズ次官はインドを特別扱いした理由として<1>民主・平和国家である<2>第三国に核技術を提供していない――点を挙げた。今回の合意が、インドの核兵器開発には影響を及ぼせないなど欠点を持つことを認めつつ、長所と短所を比べれば「差し引きでプラス」という現実的な計算が働いたことも明らかにした。
インドの核保有を事実上容認することでNPT体制の弱体化を招くという批判については、「深刻に受けとめる」としながら、「現行の仕組みは既に機能していない」「NPTは、重大な弱みを持つ」などとNPTへの疑念に言及した。
(2006年3月28日18時40分 読売新聞)