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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060326i115.htm?from=main1
【モスクワ=古本朗】ベラルーシの首都ミンスクで25日、ルカシェンコ大統領が圧勝で3選を決めた先の大統領選結果を「不正」と非難する野党派市民数千人が警官隊と衝突し、複数の負傷者が出たほか、野党有力指導者、アレクサンドル・コズリン元大統領候補が警察に拘束された。
流血に発展したことで事態は一層緊迫する情勢になったが、その直後に、コズリン元候補と親欧米派の野党指導者、アレクサンドル・ミリンケビッチ元大統領候補の中核的野党指導者2人の間で流血の責任を巡り、内紛が表面化した。
ミリンケビッチ氏は25日の衝突の後、コズリン氏が、拘束された野党支持者を収容中の内務省施設へ向かうようデモ隊に号令したために起こった、と非難。コズリン氏と決別する意向を表明した。
これに対し、コズリン氏の陣営は、「ミリンケビッチ氏はおじけづき、自由への闘いを裏切った」とする非難声明で応酬。同氏が「政権の回し者」である疑いさえ提起した。
タス通信によると、ミリンケビッチ氏は26日、20万人規模の反政権デモを4月26日に決行する計画を明らかにしたが、野党内紛で、「欧州最後の独裁体制」と称されるルカシェンコ政権に抵抗する市民の士気がそがれる可能性も指摘されている。
(2006年3月26日22時54分 読売新聞)