★阿修羅♪ > 戦争79 > 733.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060326-00000027-mai-pol
自衛隊は27日、1954年の創設以来初めて、陸海空の3自衛隊を1人の指揮官が束ねて実際の作戦行動をする統合幕僚監部を置く。トップの初代統合幕僚長には先崎(まっさき)一・統合幕僚会議議長が就任する。弾道ミサイルの脅威や海外への派遣に備え、自衛隊をいっそう効率的に運用するのが目的だ。
自衛隊はこれまで陸、海、空の3自衛隊の各幕僚長がそれぞれを指揮し、防衛庁長官を補佐してきた。しかし相互の連絡・連携不足のため、阪神大震災で物資輸送が遅れたり、各自衛隊がばらばらに活動する問題点が浮上した。その後、スマトラ沖大地震やイラクへの派遣など海外活動も増えたうえ、北朝鮮の弾道ミサイルの脅威、テロなど日本を取り巻く安全保障の環境が変化し、より効果的な運用が求められていた。
新体制では統合幕僚長は長官の命令で3自衛隊から隊員を集め「統合任務部隊」を組織し、緊急事態に対応する。各自衛隊の幕僚長は後方支援に回り、統合幕僚長を補佐する。
各自衛隊は訓練内容から用語も違うため、統合幕僚の幹部は「今後5年、10年という長い期間で体制を固めていきたい」と話している。【反田昌平】
(毎日新聞) - 3月26日19時29分更新