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(回答先: 報道関係者22人拘束 ベラルーシ (共同通信) 投稿者 gataro 日時 2006 年 3 月 25 日 23:34:34)
ベラルーシで大規模野党デモ 警官隊が弾圧【CNN】
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200603260007.html
2006.03.26
Web posted at: 14:35 JST
- AP
ミンスク(AP) ベラルーシ大統領選でルカシェンコ大統領が3選されたことに反対する野党支持者らは25日、首都ミンスク市内で大規模な抗議デモを開催したが、黒い制服姿の警官隊と衝突する一幕があった。
選挙でルカシェンコ大統領に敗れた野党系大統領候補ミリンケビッチ氏は、集まった7000人近い支持者らに対して「われわれは独裁体制に立ち向かい始めており、成果は遅かれ早かれ出るだろう」と演説し、民主化への動きが加速していると述べた。
ミリケンビッチ氏はそのうえで、抗議デモを約1カ月間中断するよう呼びかけた。緊張を緩和し、以前平和的な政権交代を促したウクライナやグルジアにまだ及ばない野党勢力を強化する狙いがあるものとみられる。
抗議デモの拠点となっていたミンスク市内の中央広場では、24日未明に警官隊がデモ参加者らを強制排除し、数十人を逮捕した。25日も警官隊が広場を封鎖したため、この日のデモは周辺の公園で開催。参加者らは、ルカシェンコ大統領が使用を禁じた独立当時の紅白の国旗や花を掲げ、気勢を上げた。
警官隊は当初事態を静観していたものの、野党支持者が収容されている拘置所に3000人前後のデモ参加者が向かい始めると、盾を持ち整列して阻止に転じ、盾を警棒で叩きながらデモ参加者らに突進。「ファシスト」と非難の声が上がるなか、警官隊は他の参加者らを血が出るまで殴打したり、約20人を拘束するなどの弾圧を行った。
現場では着発手りゅう弾が少なくとも4発爆発し、騒乱に拍車をかけた。ナウモフ外相は、警官隊が手りゅう弾を爆発させたことを否定している。
人権団体バスニャの関係者によると、25日に抗議デモ関連で拘束された人々は100人を上回った。国際ヘルシンキ連盟(IHF)は、デモ参加者1人が頭がい骨骨折の重傷を負ったとしている。また、AP通信は、ロシア人ジャーナリスト1人がミンスク市内中心部で殴打され、拘束されたと伝えた。
この日は大統領選で敗れた別の野党系候補、カズリン氏も拘束された。同氏の広報担当者が明らかにした。拘置所へのデモ行進を提案したのはカズリン氏とみられ、野党支持者に明らかな影響力を持つミリンケビッチ氏は不快感を表明したという。
25日のデモは、大統領選の夜に初めて行われた抗議集会の1万人に次ぐ規模となったが、参加者の大半は30歳以下と、野党勢力がまだ広範な支持を獲得していない実態を浮き彫りにした。ミリンケビッチ氏は、弾圧の恐れがあるなかでこれだけの人々がデモに参加したことを歓迎する一方、ルカシェンコ政権を打倒する規模には至っていないことを認めた。
ミリンケビッチ氏は、次回のデモを4月26日に開催するとしている。この日はチェルノブイリ原発事故発生から20年にあたり、当時ベラルーシにも放射能被害が及んだ。ルカシェンコ大統領は汚染地域への再移住を推進しているが、国民の多くは反発している。