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岡本太郎さん作の壁画 初公開
「明日の神話」は、岡本太郎さんが原爆が爆発した瞬間をイメージして描いた、幅が30メートル高さが5メートル50センチの壁画です。37年前にメキシコで完成したあと行方がわからなくなり、3年前に見つかりましたが、痛みが激しく、愛媛県東温市で修復作業が進められています。25日の一般公開は、修復が終わる予定のことし6月を前に、この日に限って行われ、抽せんで選ばれたおよそ760人が壁画と修復作業の様子を見学しました。「明日の神話」は、岡本さんの壁画の中では最大の作品で、訪れた人たちは、画面の中に小さく描かれた船が「第五福竜丸」であることなど絵の説明を受けながら、作品に近づいたり逆に遠ざかったりして鑑賞していました。壁画を見た中学1年の男子生徒は「中央に描かれているがいこつが盛り上がっているように見えました。今までに見た原爆の絵とまったく違うと感じました」と話していました。「明日の神話」は、ことし7月から東京・港区でも公開される予定です。
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/03/25/d20060325000072.html