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(回答先: 中東情勢:アメリカのやっていることはめちゃくちゃ、世界経済の見通しはちょっと暗い -地政学を英国で学ぶ- 投稿者 愛国心を主張する者ほど売国奴 日時 2006 年 3 月 23 日 00:43:34)
>「(田中宇さんの)世界多極化論はどうですか」
という質問もあったのですが、この方からすると多極主義者なるものが工作しているよりも、ただ単にアメリカの勉強不足が多すぎて失敗している、というほうが正しいようです。
陰謀論の話も出たのですが、そもそも人間がどこまで陰でプランしたことを成功させることができるのかどうかが怪しい、つまり人智には限りがある、という立場でありまして、たしかにそういう風に陰でプランを実行しようとしている人々の存在を否定はしないのですが、人間はそこまで政治をコントロールできない、ということでした。
オックスフォードでドクターを取得しているからには、ここまでの答しかできないだろう。
>この人はロバート・ジャーヴィスのような、外交官同士のやりとりにおける認識ギャップの違いや「誤訳」などによる対外政策の影響などを研究して博士号をとったようで、その辺の話も非常に興味深かったです。
私のまわりにはこれらの勘違いを「文化」で説明しようとするやつらが多いのですが、このように「認識の違い」というところに注目して地政学を織り込むのも面白い分析法かも知れません。
この辺の学際的な研究は、文化人類学の分野ではすでにやっている(例えば、政治人類学、心理人類学等々・・・)
政治学も文献だけから理屈を捏ね回すのではなく、フィールドワークを駆使して、現実世界と向き合いながら研究する時代に来ているのではないか。