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枯れ葉剤被害に苦しむベトナムの少女救おう
ベトナム戦争で使われた枯れ葉剤の被害で苦しむベトナム人少女ドー・トゥイ・ユンさん(17)を救おうと、関西地方の社会人や学生でつくる市民団体「ユンちゃんを支援する会」が二十二日から三日間、写真展「ベトナム戦争の傷跡」を千代田区日比谷公園の日本地域紙図書館(市政会館地下一階)で開く。同会代表のフォトジャーナリスト村山康文さん(37)=大阪市=が撮影したユンさんの写真など約三十点を展示する。 (服部 展和)
ユンさんは、ベトナム南部の町でバイクタクシー運転手の父ファットさん、弟と三人で暮らしている。
顔の右半分に腫瘍(しゅよう)ができて皮膚が垂れ下がり、右目は見えず、右の耳も聞こえない。「顔が痛いし、重い」と訴え、病状は今も進行している。症状が現れたのは七歳のとき。母は間もなく家を出た。
ユンさんの症状は、ファットさんがベトナム戦争中に浴びた枯れ葉剤が原因とみられている。ゲリラ戦への対抗手段として、米軍が密林の木を枯らすために上空から散布した枯れ葉剤。猛毒ダイオキシンを含み、後の世代にも影響が及んでいる。ユンさんが生まれたのも、戦争終結から十三年後。ベトナム政府から枯れ葉剤被害者と認定されたが、政府からの援助はわずかな金額で、十分な治療が受けられないでいるという。
ベトナムで取材中の村山さんらは二〇〇一年夏、ユンさんに偶然出会った。昨年一月、社会人や学生らとともに同会を結成。ユンさんに手術を受けてもらおうと、関西地方を中心に募金や写真展開催などの支援活動を始めた。募金はベトナムでの手術を想定した当初目標の四千ドルに達したものの、ベトナムでの手術は難しいことが判明。日本で手術するには、渡航費用などを含め数百万円が必要という。
同会は、多くの人に知ってもらおうと、都内での写真展を企画した。入場無料。二十四日午後六時半から、会場で村山さんの講演会「枯れ葉剤被害者ユンちゃんと出会って」がある。
募金は郵便振替口座00770−0−56452 ユンちゃんを支援する会。問い合わせは村山さん=携帯電話090(9115)3445=へ。同会のホームページはhttp://www.geocities.jp/shiensurukaijp/
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20060321/lcl_____tko_____000.shtml