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□イスラム保守派主体のハマス新内閣 ガザ地区から10人入閣へ [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1786965/detail
イスラム保守派主体のハマス新内閣 ガザ地区から10人入閣へ
【アルジャジーラ特約19日】パレスチナのイスラム抵抗運動ハマスの幹部で、新政権の首相就任が決まっているイスマエル・ハニヤ氏は19日、組閣作業が終了し、同日にアッバス・パレスチナ自治政府議長の承認を得ると言明した。
ハニヤ氏はさらに、パレスチナ解放機構(PLO)内の反主流派、パレスチナ解放人民戦線(PFLP)に対し「新政権参入へのドアはまだ開かれている」と呼び掛け、PFLP参加の可能性も残している。PFLPは今年1月のパレスチナ評議会選挙で2議席を獲得した。
未確認ながらも、これまでに判明したところによると、新内閣は24人の閣僚で構成され、このうち10閣僚がガザ地区から、14閣僚がヨルダン川西岸地区から選ばれる。
また、24閣僚中、パレスチナ評議会(議会)からの参加は8議員にとどまり、残りはイスラム保守派に属するテクノクラートや無所属の人材が占めるという。
具体的な閣僚名は明らかにされていないが、内相にはガザ地区のハマス幹部サイド・シヤム氏が任命され、ファタハの重鎮でハマス弾圧にも取り組んだことのあるナセル・ユーセフ氏を引き継ぐ予定という。
外相には医者でもあるマフムド・ザハル氏の起用が確実視されているが、同氏の「歯に衣着せぬ発言」がしばしば物議をかもしているのも事実で、起用に批判の声も聞かれそうだ。
その一方で、ハマス幹部の1人はアルジャジーラネットの取材に対し、「ザハル氏がパレスチナ自治政府の外交を取り仕切るかどうかは、最終的にはまだ決まっていない」とし、元閣僚だったジヤド・アブ・ラザク氏も外相候補の1人だと明らかにした。
経済関係閣僚では、マゼン・スヌクロット前経済相が留任する予定。無所属のサヌクロット氏はラマラ出身の実業家で、開放的な経済運営を進めており、留任の場合、パレスチナ自治政府の経済政策が大きく変わることはなさそうだ。
このほか同日までに起用予定が明らかになった新閣僚名は次の通り。
▽新計画相 サミル・アブ・エイシャ氏(ヨルダン川西岸地区ナブルス出身の実業家)▽宗教問題相 シェイク・ナエフ・ラジュード氏▽通信情報技術相 ジャマル・コダリ前ガザ・イスラム大学長▽女性問題相 マリヤム・サレー博士(ハマス出身の評議会議員)▽文化相 アタラ・アブ・シッバハ博士▽教育相 ナセル・シャエル博士▽高等教育相 ムハンメド・シュベイル氏▽エルサレム問題相 タレク・アブ・アラファ氏▽観光相 タヌス・アブ・エイタ氏▽農相 アブドゥル・ラフマン・ハンバリ氏▽法相 アフマド・カリディ氏(翻訳・ベリタ通信=志岐隆司)
2006年03月19日16時36分