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空が落ちた! ブッシュの頭上に
追い詰められた戦争屋たち イラク戦争3周年 世界各地で抗議行動
イラク戦争が3月20日で開戦3周年を迎えた。
先週末の18日以降、世界各地で抗議行動が同時多発的に行われ、正義なき戦争の即時終結を求めた。
ハリケーンの「カトリーナ」の後遺症にあえぐ米南部ルイジアナ州では19日の日曜日、復員兵や被災者ら200人がチャルメッテ国立墓地で抗議集会を開いた。
集会には、30歳の息子さんをイラクで亡くしたアル・ザッパラさんも参加し、「息子は嘘をつかれてイラクに送られた。われわれは、われわれに対して何もしていない(イラクという)国を攻撃している」、とブッシュ政権を非難した。
ザッパラさんと同じく最愛の息子をイラク戦争で奪われた「平和の母」こと、シンディー・シーハンさんも、17日、南部ミシシッピー州で行われた「湾岸行進」に参加し、イラク戦争の即時停戦を訴えた。
仏紙ルモンドによると、米国内におけるイラク戦争開戦3周年の抗議行動は、ワシントン、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコなどでも行われた。
米国外ではカナダのモントリオールをはじめ、ブラジルのサンパウロ、英国のロンドン、スペインのバルセロナ、ポルトガルのリスボン、イタリアのローマ、ミラノ、北欧のコペンハーゲン、ストックホルムなどで集会、デモが行われた。
ローマで行われたデモの隊列は、数キロにわたって続いた。参加者は「石油戦争はやめろ」などのプラカードを手に気勢を上げた。
ロンドンのデモには、主催者発表で8万〜10万人の市民が参加した。
こうしたなかで英国の新聞、インディペンデント紙(電子版)は20日、この3年間にイラク戦争で死亡したイラク人、3000人の名前を一挙掲載した。
イラク戦争の犠牲者を、攻撃される側から捉え直したレポートだ。
死亡者リストの最初に「ハイファ、サード姉弟」の二人の名前が掲げられていた。
2005年10月、ラマディでのことだった。米軍の車両が攻撃を受け、5人の米兵らが死亡した。8歳になるハイファと5歳になる弟のサードは、友だちと一緒に、焼け爛れた米軍車両に近づき、見守っていた。そこへ米軍のF15戦闘機が飛来し、攻撃した。米軍は「武装抵抗勢力70人を掃討」と発表した。
英紙オブザーバー(ガーディアン日曜版)は19日、「見放されたブッシュに空が落っこちた!」との見出しの記事(ニューヨーク特派員電)を掲げた。
空が落っこちる……とは、天罰てきめんといった意味である。
これまた反骨のオブザーバー(ガーディアン)紙らしく、米紙にはない視点で、イラク開戦3周年を迎えるブッシュ政権の崩壊ぶりを直視する記事だった。
それによると、ブッシュ大統領は(13日の月曜日)、首都ワシントンのジョージ・ワシントン大学で演説を行った。
イラク戦争を正当化する一連の演説の最初のものだった。
そういう大事な演説に顔を見せた与党・共和党の連邦議会下院議員はたった5人。会場に姿を見せた共和党の上院議員は1人きりで、「ブッシュ離れ」が深刻なものになっている現状を覗かせた。
20日付けのガーディアン紙は追い討ちをかけるように、米陸軍の元将軍がラムズフェルド米国防長官に対し、「無能だから辞めろ」と辞任要求を突きつけていると報じた。
ホワイトハウスとペンタゴンに巣食う戦争屋どもが追い詰められている。
ブッシュやラムズフェルドのような輩を権力の座から引きずり落とす――これが、イラク開戦4年目を迎えた、世界の最重要課題である。
⇒
http://www.lemonde.fr/web/article/0,1-0,36-752488,0.html
http://observer.guardian.co.uk/world/story/0,,1734222,00.html
http://www.guardian.co.uk/Iraq/Story/0,,1734902,00.html
Posted by 大沼安史 at 12:32 午後 in
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2006/03/post_1395.html