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ロンドンで大規模な反戦デモ
18日にロンドンで行われたデモは、反戦を訴えるNGOやイスラム教の団体が共同で開催したもので、イギリス各地から数万人が参加しました。デモのスタート地点となった国会議事堂前の広場には、戦争が始まってからこれまでにイラクで命を落とした大勢のイラク人を赤い点で表現したディスプレイが設けられ、この3年の間に犠牲になった人の死をあらためて悼みました。そして、参加者は、シュプレヒコールをあげながらトラファルガー広場までロンドンの街を練り歩き、イラクに駐留するイギリス軍を直ちに撤退させるよう訴えました。イギリスでは、イラク戦争への参加やその後のブレア政権のイラク政策に批判的な意見が根強く、最新の世論調査では、イラク戦争後テロの危険性が高まったと考える人が77%にのぼり、フセイン元大統領を政権から追い落としたのはまちがいだったと考える人も40%にのぼっています。デモに参加した市民は「一部のイラク人がイギリス軍の駐留を口実にテロを行うような状況になってしまっている今、イギリス軍は直ちに撤退するべきだ」と話していました。このほか、18日には、イラクにおよそ3000人の部隊を派遣しているイタリアで数千人が参加する反戦デモが行われたほか、スウェーデン、デンマーク、ドイツ、それにイスラム教徒が多数を占めるイラクの隣国トルコなどでも抗議行動が行われました。
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/03/20/d20060319000024.html