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日本軍事情報センター 神浦 元彰(軍事ジャーナリスト)のホームページから
http://www.kamiura.com/new.html
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東京都八王子 ひき逃げ米兵「減給」海軍司令部 軍事裁判経ず
(毎日 3月15日 朝刊)
[概要]昨年末、東京都八王子市の横断歩道で小学生男児3人が、米兵の運転するワゴン車ではねられ、重軽傷を負うひき逃げ事件があった。
現場近くで逮捕された米兵は日米地位協定の「公務中」を理由に、八王子警察署から即日釈放された。
この女性兵士は米海軍厚木基地所属の上等水兵(23)で、この事件で米軍当局は正規の軍事裁判ではなく、艦長による「懲戒裁判」の形式で、「減給」の懲戒処分を下した。
減給は基本給の半分の2ヶ月間で18万6000円相当になる。
45日間の謹慎処分や階級の降格は執行猶予になった。
処分理由は「無謀運転」だという。
日本の場合、ひき逃げ事件で被害者が多数の場合は実刑も言い渡されるが、米軍関係者は「日本と裁判の形式、過失の概念が異なるので比較は難しい。
米軍は米兵に甘いというのは偏見で、今回も厳しい懲戒と見ている」と説明した。
[コメント]
昨夜、TBSラジオの夜8時から、生放送番組「ブジオ」にゲスト出演した。
映画監督の井筒さんが怒鳴りまくる「どないなっとんねん」である。
テーマは在日米軍再編と岩国の住民投票であった。
その番組のトークで、在日米軍の兵士一人に対して、日本は年間1800万円を負担していると紹介した。
もちろんこれは年間の”思いやり予算”や米軍駐留費の日本負担分を、駐留している在日米兵の数で割った数字である。
その米兵が横断歩道を渡っている小学生をはね、重軽傷を与えながら逃げたと聞けば虚しくなる。
逮捕や拘留、そして正式な裁判を受けることなく、罰金18万6000円の処分で片づいた。
いくら日米法制度の違いといっても、日本人には理解できないことである。
「そこまでして米軍に守ってもらう必要があるのか」(井筒監督)という怒りが生まれてくるのも当然と思う。
そのトークの最後に、井筒さんから、「神浦さん、この際、いいたいことがあれば言ってください」と言われた。
「そうでね。よく政府関係者が北朝鮮の脅威とか、中国の脅威といいますが、あれはほとんどが防衛予算を獲得するための方便ですから、あまり本気にしないほうがいいですよ」と話した。
日本政府は脅威を誇大して宣伝することで、米軍依存の体質を強める悪矛盾に陥っている。
ここは素直に「米軍は何から日本を守っているのか」を再考する必要があるように思う。日本の国防が確立できない最大要因である。
昨夜のTBSラジオでは、転勤で沖縄に赴任した自衛官が、あまりにも大きな米軍の存在に嫌気が差し、「ここは日本だ。米国ではない。大きな態度をするな」と、嫌米になる者が多いというエピソードを紹介した。本当の話である。
番組の放送中は井筒監督のド迫力で圧倒されたが、あとで振り返って放送内容を考えると、井筒監督のあの怒鳴り(指摘)は、日本人がお利口で素直になることで失った率直な感情のような気がした。
「なんで日本はそこまでして米軍に守ってもらう必要があんの」である。
すでにアメリカ国務省は中国に武器技術供与を再開すると表明している。
米国防総省が「中国脅威論」を掲げているのである。
今までの軍事脅威論がガラガラと崩れていく新たな国際化のようだ。
[ここまで]-------------------------------------------------------------
脅威を掲げつつ武器技術を供与を再開する。
日本はお金を出す。
イラクで困ったら人も出す。
やっぱりヤクザですね。帝国には勝てませんから・・・・
幸徳秋水の「帝国主義」から
帝国主義とは「いわゆる愛国心を経となし、いわゆる軍国主義を緯となして、もって織り成せるの政策」
今のアメリカそのままではないのでしょうか・・・・・・