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03/19/2006
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2006/03/500_f073.html
ラムズフェルド米国防長官、タミフル関連株一部売却で500万ドル以上の儲け・・・他資産運用でも大儲け!
イラク戦争におけるペンタゴン内部事情を詳細に暴露した最新書籍『Cobra 2: The Inside Story of the Invasion And Occupation of Iraq(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0375422625/503-2057475-7318354)』がベストセラーになったことで、イラク戦争泥沼化に主導的役割を果たしたラムズフェルド米国防長官の責任論はいよいよ高まっている。しかし、ブラウン元FEMA長官と同じように、彼にも言い分があるはずだ・・・おそらくラムズフェルド米国防長官は、イラクでの米兵戦死者数が2,300人を超え(http://www.washingtonpost.com/wp-srv/world/iraq/casualties/facesofthefallen.htm)、3万人以上のイラク市民が犠牲になっている間(http://news.yahoo.com/s/ap/20060310/ap_on_re_mi_ea/iraqi_deaths_iq1)も、自身の資産運用計画だけで手一杯であり、振り返ったり後悔したり謝罪したりするヒマはないのだ。
英インディペンデント紙の報道(http://www.commondreams.org/headlines06/0312-06.htm)によると、ラムズフェルド米国防長官が、2004年度にギリアド・サイエンシズ社の株(http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2005/11/post_38a5.html)を一部売却し、少なくとも500万ドル以上の利益を挙げていたという。以下に記事の一部を引用:
ラムズフェルド氏は1988年から2001年までギリアド社の役員を務めており、1997年からは会長職にあった。ブッシュ政権に入閣するために同社役員職を辞したが、同社の株を大量に取得している。
鳥インフルエンザの脅威が拡大する以前の2003年度、ギリアド社は赤字を出していた。2004年度、タミフルの売り上げは前年比4倍の4460万ドルとなり、同社は黒字に転じた。昨年度には、売り上げはさらに4倍になり、1億6160万ドルであった。この2年間で、株価は3倍に上昇した。
毎年公開される資産報告書によれば、ラムズフェルド氏は2004年度に同社株の一部を売却し、500万ドル以上の売却益を得ている。報告書によれば、2004年度末の時点でなおもラムズフェルド氏はギリアド社株を(当時の時価総額で)2,500万ドル相当保有しており、アナリストによればその株式評価額はその後も上昇しているとみられる。詳細は次回の報告書が公開される今年5月まで不明となっている。
インディペンデント紙の記事には、他にもラムズフェルド氏の驚くべき資産運用術の一端が説明されている。以下に要約してみると、
保有している有価証券資産の時価総額は9,590万ドル(約111億1,720万円)、その株式売買で得た利益が2004年度だけで1,300万ドル(約15億702万円)
1,700万ドル相当(約19億7,072万円)の土地資産を保有し、それを他人に貸して年額100万ドル(約1億1,592万円)の収入を得ている(訳注:2005年度にラムズフェルドはニューメキシコに保有する土地の一部を女優ジュリア・ロバーツに売ったり(http://www.cnn.com/2005/SHOWBIZ/Movies/01/07/roberts.rumsfeld/)と、不動産業も積極展開している)
保有する非流動性投資資産が810万ドル相当(約9億3,899万円)、これにはバイオテクノロジー関連投資、絵画の複製、ニューメキシコ州及びワイオミング州でのアートギャラリー経営事業を含む
保有する生命保険(解約払い戻し付き)資産は500万ドル(約5億7,962万円)相当
自ら設立した『D.H.R. Foundation(ラムズフェルド基金)』を通じて100万ドルの収入、加えて同基金におけるラムズフェルドの預託資産時価総額は2,500万ドル(約28億9,812万円)、さらに『Donald H Rumsfeld Trust(ラムズフェルド信託)』からの収入が77万3,743ドル(約8,969万6,157円)、同信託におけるラムズフェルドの預託資産時価総額は5,000万ドル(約57億9,625万円)
以上のような公開されている資産だけをみても、ラムズフェルド家は孫の代まで安泰だろうと思われるが、米国政府のほうはどうだろうか。
現在、イラクとアフガニスタンの戦争費用は月額98億ドル(約1兆1,360億6500万円)ペースで、2006年度のイラク・アフガニスタンにおける米軍駐留費用は前年比で44%増加する見込みであるという(http://www.commondreams.org/headlines06/0317-01.htm)。