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(回答先: 検索したら、こんなものが出てきました。 投稿者 田中大也 日時 2006 年 3 月 16 日 17:01:36)
以下引用
F-35 (戦闘機)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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F-35はアメリカの航空機メーカー、ロッキード・マーティンが中心となって開発中の単発の(短距離離着陸もしくは垂直離着陸が可能な)戦闘攻撃機である。2000年に初飛行した。実戦配備は2010年以降と見られている。開発計画時の名称、統合攻撃戦闘機 (Joint Strike Fighter) の略称であるJSFで呼ばれる事も多い。基本形はCTOL機であるが、B型は垂直離着陸が可能な機体となっている。
ステルス性を備えたマルチロールファイターとして、アメリカ空軍・海軍・海兵隊、イギリス空軍・海軍が採用を決定しており、あわせて数千機が製造される見込みの一大プロジェクトとなっている。
スミソニアン航空宇宙博物館に展示されているX-35目次 [非表示]
1 開発の経緯
2 X-35採用の理由
3 F-35の各タイプ
3.1 F-35A
3.2 F-35B
3.3 F-35C
4 F-35の製造数
5 要目(A型)
6 関連項目
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開発の経緯
冷戦崩壊以降、アメリカ軍においても予算の削減傾向が続いており、その一方ではハイテク化による戦闘機開発の高コスト化は避けられないものとなっていた。空軍・海軍・海兵隊では航空機の更新時期が現実問題として控えており、国防省では対応を迫られていた。
そこで、これらの開発を一本化することで資金の集中と量産化によるコスト削減を目指し、後に関係の深いイギリスの海・空軍も加わった“統合戦闘攻撃機計画” (Joint Strike Fighter、以下 JSF) が始まった。また、JSFには輸出した戦闘機の後継や友好国向けの軍事援助用としての役割も織り込まれ、開発費の出資の割合に応じて影響力を与えるという方法で国際共同開発として友好国に参加を呼びかけることで更なる負担軽減を図っている。イギリスは強い発言力をもっていることになっているが、意見が反映されていないとの見方もある。
参加レベル
Level-I(出資割合10%程度):要求性能に対し決定的な発言権を持つ - イギリス
Level-II(出資割合5%程度):要求性能に対し限定的な発言権を持つ - イタリア、オランダ
Level-III(出資割合1-2%程度):開発資料に対するアクセス権を持つ - オーストラリア・カナダ・デンマーク・トルコ・ノルウェー
Security Cooperation Participation($5,000万程度):Foreign Military Salesの優先顧客 - イスラエル・シンガポール
(但し、イギリス以外はSDD以降に参加)
X-35(右)。左は競争相手であったボーイングのX-32。ロッキード・マーティン、ボーイング、マクドネル・ダグラス(後にボーイングと合併)の3社が参加の意思を示したが、このうちロッキードとボーイングが概念実証機の開発を許可された。この際に開発コードがロッキード製がX-35、ボーイング製がX-32となった。概念実証機は2機で、空軍向けのCTOL(通常離着陸)型、海兵隊向けのSTOVL型、海軍向けの空母艦載機型の3タイプについて飛行実証を行うこととされた。そしてX-32とX-35の各試験の結果を受け、2001年10月26日にX-35がSDD(System Development and Demonstration; システム開発実証)段階に進むことが決定し、開発コードのX-35から、F-35という制式名称が与えられることとなった(YF-23の次として予想されるF-24とはならなかった)。
搭載エンジンについては、P&W F-135が予定されており、他にGE・R&R F-136も代替エンジンとして検討されている。ただし、2006年2月現在、F-136は予算面からアメリカ政府が開発中止を検討しており、R&R社のあるイギリスはこの検討に反発している。
要求能力
各国の陸軍・海軍・空軍から出された意見全てを満たす条件を兼ね備えたこの機体が開発された。
低コスト
空母艦載能力・垂直離着陸能力
超音速能力
ステルス性
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X-35採用の理由
lift fanX-35が採用された理由について細かいことは明らかにはなっていないが、採用の理由とよく言われるものを以下に挙げる。
垂直着陸が要求されるタイプ (STOVLタイプ) において、その方式に以下のような違いがあった。
X-32は、高温の排気を直接下方へと偏向する、ハリアーと類似の方式だったが、これは排気の熱で滑走路を傷める恐れがあった。さらに、排気が混ざって高温・酸素不足となった空気をエンジンが吸い込むと、出力が低下する恐れもあった。
これに対してX-35では、エンジンノズルを下方へ偏向するのに加え、コクピット後方に装備したファン(リフトファン)を併用する方式を採用した。(このリフトファン自体はデット・スペースになる)X-35においてもエンジンからの排気は高温だが、エンジンによりシャフトで駆動されるリフトファンはいわば強力な扇風機であり、排気は高温とならず酸素も減らないため、これをエンジンが吸い込んでも出力が低下する恐れは比較的少ない。エンジンの排気もファンによってある程度撹拌されるため、滑走路に与えるダメージは少ないとされた。
同じくSTOVLタイプにおいて、X-35はリフトファンを装備するのにあたり燃料タンクスペースをつぶしてリフトファンを装着する方式であるのに対して、X-32のSTOVLタイプではウェポンベイ (兵器搭載スペース) をつぶしてSTOVL用の装備をする方式となっていた。燃料搭載量の減少は空中給油で補うことが可能だが、ウェポンベイはほかのものによって補うことが不可能とされた。
X-32はギア(脚)をおろした状態でウェポンベイから兵器を投棄した場合、ギアにあたる恐れがあり、非常時の兵器投棄が難しい。
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F-35の各タイプ
以下に各タイプの概要を挙げる。なおF-35は現在開発中の機体であるため細かいスペックなどについては確定していないため発表されていない。一部資料ではB型とC型を逆としているものもある。
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F-35A
F-35Aは、アメリカ空軍、イギリス空軍での使用が考慮されたCTOLタイプ(CTOL: Conventional Take Off and Landing; 通常離着陸)。F-16の後継機とされ、F-22を補佐する戦闘機となる。F-35Aはほかの2つのタイプと違い固定武装として機関砲を装備することが要求されている。一部ではF-22の導入機数を増加する為に配備機数の削減やA型としての開発を中止し、同じ様な機体構成のC型に統一すると言う計画も持ち上がっている。
X-35C[編集]
F-35B
F-35Bは、アメリカ海兵隊、イギリス海軍での使用が考慮されたSTOVLタイプ(STOVL: Short Take Off and Vertical Landing; 短距離離陸・垂直着陸)。ハリアーの後継機とされるため、垂直離着陸能力をもつ。最近になり、アメリカ空軍がA-10の後継機として、A型でなくB型を採用すると発表。
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F-35C
F-35Cは、アメリカ海軍での使用が考慮されたCVタイプ(CV: Carrier (baced) Variant; 艦載型)。艦載機として使用されるため、低速時の安定性が考慮されており、他の2つのタイプと異なって主翼と垂直尾翼が大きい。また空母へ着艦するために降着装置が強化されているほか、スペースをとらないよう、地上では主翼が折りたためるようになっている。しかしその分、翼の構造は複雑になり重量がかさむ事になる。
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F-35の製造数
F-35はアメリカ軍とイギリス軍だけで3,000機以上の採用が決定している。またSDD段階から参加する国での採用もほぼ確実で、その他現在F-16などを使用している国でも採用される可能性は高く、最終的に製造数は5,000機以上にのぼるとも予測されている。
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要目(A型)
開発中のため、以下の数値は変更されることがある。
全長:15.37m
全幅:10.65m
全高:5.28m
乗員:1名
エンジン:P&W F-136 ターボファンエンジン(推力:165kn)
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関連項目
X-32
戦闘機一覧
引用ここまで URL http://ja.wikipedia.org/wiki/F-35_(%E6%88%A6%E9%97%98%E6%A9%9F)
将来的には、米英で三千機以上の採用が決定している、とのこと。