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(回答先: イスラエル、戦車、ヘリ、ブルドーザーを使ってパレスチナの刑務所を強硬突破の大立ち回り。大荒れのガザ地区(ABC) 投稿者 Sun Shine 日時 2006 年 3 月 15 日 09:06:41)
□イスラエル軍がジェリコー監獄(英米管理)を襲撃 自国観光相殺害犯の逮捕が目的か [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1775770/detail
イスラエル軍がジェリコー監獄(英米管理)を襲撃 自国観光相殺害犯の逮捕が目的か
【アルジャジーラ特約14日】イスラエル軍は14日、西岸の町ジェリコーにある監獄を制圧した。収監されているパレスチナ人抵抗戦士を逮捕するのが目的。
銃撃戦が発生、複数の爆発が起き、パレスチナ人警備員1人が死亡、18人が負傷した。
イスラエル軍部隊は拡声器で、パレスチナ解放人民戦線(PFLP)の指導者であるアハメド・サーダドとその同志たちに投降を呼び掛ける一方、ブルドーザーで監獄構内を破壊した。サーダト氏は携帯電話でアルジャジーラと交信し、「われわれは投降しない。戦うつもりだ。死ぬか勝利するかだ」と語った。
しかし、イスラエル軍事筋によると、少なくとも150人のパレスチナ人収監者と警備要員が投降した。
サーダト氏ほか3人のPFLPメンバーは、自分たちのグループが2001年のイスラエル極右に属するレハヴァム・ジーヴィ観光相殺害の犯行声明を出した後、2002年8月から現在まで、米・英両国の管理下にあるジェリコーの監獄に収容されていた。
イスラエルのギデオン・エズラ公安相は、アッバス・パレスチナ自治政府議長がサーダト氏を釈放する用意があると繰り返し発言したほぼ1週間後、軍の部隊がPFLPの4人を逮捕する任務に就いたことを確認した。
殺害された警備員の名は、パレスチナ治安筋によると、イブラヒム・アブ・アル=アミンとされる。イスラエル側の発砲で撃たれて死んだ。
この作戦行動はハマスの新首相候補、ハニヤ氏の怒りの反発を呼んだ。同首相候補は「危険なエスカレーション」と批判し、イスラエルに対してサーダト氏らの命を狙わないよう警告した。
エズラ公安相は公共ラジオ放送で、「この作戦はテロと戦う中で、首相によって命令された。ジーヴィ観光相を殺した者たちに対して任務を果たすのだ」と述べた。
パレスチナ内務省スポークスマンはガザ市で、「作戦が開始される直前に、英国人と米国人が構内を離れたという情報を持っている。英米の両国人は作戦が開始される15分前に立ち去った、イスラエルが警察と治安部隊に対して武器を捨てて、抵抗するなと要求した。もし拒否すれば、構内を攻撃すると言ったのだ」と語った。
同スポークスマンはさらに、「この監獄は国際協定に基づいて米英両国の管理下にあったのだから、イスラエルの同監獄へのいかなる襲撃にも警告を発する」と語った。
アルジャジーラの取材に対し、目撃者は、14日朝、約20台の軍用車両がパレスチナの自治政府議長用事務所とジェリコー監獄を包囲したと語った。イスラエル軍部隊は激しい発砲のさなか、同監獄に近い地域に対し外出禁止令を出した。
アル=ウマリ記者は「その地域で銃声が聞こえたという情報があるが、襲撃がサーダト氏を標的にしたものか、多くのパレスチナ人活動家がいる議長本部を包囲しようとしたのかについては情報がない」と語った。
ジェリコー中のモスクはら拡声器で監獄構内の兵士や収監者を守るため、集合するように呼び掛けた。西岸とガザ地区でもデモが行われた。
亡命中のハマス指導者、カレド・メシャール氏はアルジャジーラに対する声明で、イスラエル軍によって襲撃されたジェリコー監獄の周囲で抗議運動を展開するよう呼び掛け、「われわれはこのイスラエルの犯罪を非難し、この犯罪の結果に対する責任がイスラエルにあることに留意し、併せてサーダト氏・・・そして全収監者に危害を加えないよう警告する。ジェリコーにいるパレスチナ人にはジェリコー監獄の周囲に結集するよう呼び掛ける」と述べた。
メシャール氏は国連、イスラム諸国、アラブ諸国ならびに国際社会に対し、「かかる犯罪をやめさせるための緊急措置を取る」よう要請した。
3月7日の国際婦人デーでmアッバス議長は、もしPFLPが、サーダト氏釈放の後に起きるすべての出来事に自治政府の責任を問わないという約束を文書で送ってくるなら、サーダト氏釈放を問題にしないと語っていた。
(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)