★阿修羅♪ > 戦争79 > 383.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20060315k0000m040168000c.html
東京都八王子市で昨年末、小学生3人を車ではね道交法違反(ひき逃げ容疑)で逮捕後、日米地位協定の「公務中」を理由に即日釈放された米海軍厚木基地(神奈川県大和市、綾瀬市)のメラニシー上等水兵(23)に対し、米軍当局が減給などの懲戒処分を下したことが分かった。軍事裁判ではなく艦長による「懲戒裁判」の形式を取ったという。
在日米海軍司令部(同県横須賀市)によると、処分は3月2日で、(1)基本給の半分を2カ月間減給=1551ドル(約18万6000円)相当(2)45日間の謹慎処分=執行猶予付き(3)階級の降格=同=の内容。理由は「無謀運転」。裁判官が裁く軍事裁判には検事と弁護人が立ち会うが、「懲戒裁判」は司法手続きは取らず艦長が主体となる「裁判の一形式」という。
同兵士は昨年12月22日午後1時ごろ、八王子市内でワゴン車を運転中、国道の横断歩道で小学3年の男児3人をはね、重軽傷を負わせた。現場から約1キロ離れた路上で車を発見した警視庁八王子署は、容疑を認めた同兵士を道交法違反容疑などで逮捕した。 被害者が多数のひき逃げ事件の場合、日本の裁判では実刑も言い渡されるが、同兵士へのぺナルティーは「減給」のみが実施され、降級などは猶予付きになった。米軍関係者は「日本と裁判の形式、過失の概念が異なるので比較は難しい。米軍が米兵に甘いというのは偏見で、今回も厳しい懲戒とみている」と説明する。【網谷利一郎】
◇憤る被害者の父
被害に遭った児童の父で八王子市の会社員、大成信也さん(41)は、今回の処分に「日本人がひき逃げ事故を起こしたら、社会的な地位も何もかも失う。給料が下がるだけでは事件がなかったのも同じ。処分は軽すぎる」と憤った。【永井大介】
毎日新聞 2006年3月15日 3時00分