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『死んだ10万人の声』 今に…【声だけならば死んだ十万人の声になる】―「東京新聞」東京
http://www.asyura2.com/0601/war79/msg/274.html
投稿者 天木ファン 日時 2006 年 3 月 10 日 21:35:28: 2nLReFHhGZ7P6
 

(回答先: 東京大空襲から61年  西岡昌紀 投稿者 西岡昌紀 日時 2006 年 3 月 10 日 18:00:49)

『死んだ10万人の声』 今に…

 映像アーティスト カワチ キララさん

 東京大空襲の証言を集め、現代風に工夫しながらビデオやパフォーマンスを通じて記録し、発信している女性がいる。映像アーティストのカワチキララさん(34)=墨田区=だ。十日で東京大空襲から六十一年。カワチさんは「生き残った人々の声は死んだ十万人の声でもある」と言う。 (冨江 直樹)

 カワチさんは千葉県出身。一九四五年の東京大空襲の被災地である墨田区に移り住んだことや、二〇〇一年の米中枢同時テロを機に戦争を意識し始めた。そして、感じたことは「原爆に比べ、東京大空襲の被害があまり知られていない」。ビデオによる「聞き取り」を始めた。この三、四年で、「数え切れないぐらいの人から」話を聞いたという。

 先月、カワチさんは同区緑の集会所に聞き取りに出掛けた。カメラの前には、七十九歳と六十七歳の二人の女性。二人とも六十一年前、近所で空襲を体験した“生き証人”だ。

 「総武線のガード下に逃げたら焼けた枕木が落ちてきた。何で助かったのかしら」「母に『おうちが焼けるからよく見てごらん』と言われて振り返ったら、空が真っ赤だった」。生々しい証言を聞きながら、カワチさんは「うん、うん」と優しくうなずき、話に入り込む。話が終わると二人は「こういう若い人がいるおかげで、戦争の怖さを伝えていける」と喜んだ。

 カワチさんは昨年三月十日、知人の舞踊家・鈴木一琥さん(33)=墨田区=とともに、大空襲の一夜を観衆に追体験してもらう舞台に挑んだ。カワチさんが複数の体験談から“声”だけを取り出し、短いせりふに編集。そのせりふが次々と流れる中、鈴木さんが鎮魂の舞踊を披露するというパフォーマンスだ。カワチさんは「(映像で)顔を出すと個人の話になってしまうが、声だけならば死んだ十万人の声になる」と意図を説明する。

 二人は今年も三月十日、台東区雷門二の「ギャラリー・エフ」で、せりふや踊りを一新して舞台を開く。カワチさんは「実際にその場にいたように、彼らの人生を追体験してもらいたい。毎年しつこく続けて覚えてもらえれば」と話す。将来的には撮りためた映像を郷土資料館などに寄付することも考えているという。

 舞台は午後七時と午後九時半の二回で予約が必要だが、七時の部はすでに満員。入場料はドリンク付きで二千五百円。問い合わせは午後三時以降に「ギャラリー・エフ」=電(3841)0442=へ。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20060308/lcl_____tko_____005.shtml

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