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2006年03月10日11時11分
http://www.asahi.com/international/update/0310/003.html
イラク駐留米軍は9日、バグダッド郊外にあるアブグレイブ刑務所を近く閉鎖し、バグダッド市内の新施設にテロ容疑者など収容者約4500人を移送する、と発表した。同刑務所は旧フセイン政権時代、政治犯らが収容された「フセイン独裁体制」の象徴だったが、米軍管理となった政権崩壊後は、米兵による収容者の虐待事件が起き、衝撃的な写真や映像が公開されるなど、「米軍の横暴」の象徴とみなされるようになっていた。
新しい施設は、バグダッド西部のバグダッド空港近くにある米軍基地キャンプ・クロッパー内に建設中で、2、3カ月中に移送するという。同基地には、フセイン元大統領らも収容されている。
米軍報道官のジョンソン中佐はAP通信に「アブグレイブは攻撃にさらされ、補給が難しい。(虐待事件という)感情的な理由ではなく、安全確保が、移送の最大の理由だ」と語った。
アブグレイブ刑務所は米軍とイラク移行政府が共同で管理しており、米軍は全管理権をイラクに返還することになる。ジョンソン中佐は「イラク側も今後、アブグレイブを使わなくなると思う」と述べた。イラクでは、アブグレイブと南部ブッカ収容所を中心に、約1万5000人がテロ容疑などで拘束されている。