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(回答先: イランでの濃縮拒否 米国連大使・・・・さすが米国連大使? 投稿者 rand 日時 2006 年 3 月 07 日 11:26:02)
【ウィーン会川晴之】国際原子力機関(IAEA)の3月定例理事会は8日、イランにウラン濃縮活動の即時停止や、欧州連合(EU)など関係諸国との交渉を早期に再開するよう求める議長総括を了承し、閉幕した。外交交渉が手詰まりにある中、欧米など西側諸国を中心に安保理審議の早期開始を求める意見が大勢を占めており、イラン問題は今後、国連安保理での審議に焦点が移る。
議長総括は、各国がこの日の理事会で読み上げた声明を議長が裁量により取りまとめた。了承された総括は安保理に送付される。IAEA理事会はすでに2月の緊急理事会で、イラン問題の安保理審議を求める付託決議を賛成多数で採択している。イランは同理事会以後にウラン濃縮作業に着手しており、当初は決議が必要との意見もあったが「前回の決議で言い尽くされている」(理事会筋)との判断から議長総括にとどめた。
これに対し、イランの核交渉を担当する最高安全保障委員会のバイディ事務局次長は8日、IAEA本部で会見し、「イランは(核拡散防止条約で認められた)権利に基づき、ウラン濃縮作業を続ける」と述べ、中部ナタンツでの濃縮作業を中止する考えがないと強調した。同事務局次長は議長総括について「今回の理事会では決議採択に至らなかった」と指摘、理事会内の対立により、イランに対する新たな措置が合意できなかったとの認識を示した。また今後の対応については、イランに敵対的な姿勢を取る米国などの対応を見極めながら、慎重に検討する考えを示した。
一方、IAEAのエルバラダイ事務局長は終了後の会見で、イランに対し「透明性確保と信頼醸成措置の構築が必要」と述べ、核開発の全容解明のためIAEAの査察への一層の協力を求めるとともに、理事会が度重なる決議で求めたウラン濃縮作業の停止を実施するよう要請した。
また同事務局長は、「安保理は紛争を平和裏に解決する場であることを忘れてはならない」と述べ、問題の過熱化にくぎを刺す一方、外交交渉による解決を図るため、EUやロシアだけでなく、米国もイランとの交渉に参加すべきだとの考えを示した。
(毎日新聞) - 3月9日10時56分更新
こんなもんでしょう