★阿修羅♪ > 戦争79 > 218.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□イラクでテロが多発する中、英紙が英軍の2008年までの段階的撤収を伝える [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1760450/detail
イラクでテロが多発する中、英紙が英軍の2008年までの段階的撤収を伝える
【アルジャジーラ特約7日】イラク各地で暴力事件が続いている中、英軍がイラクから2008年までに撤退するというニュースが7日、報じられた。
バグダッド北部では6日朝、パトロール中の警察官が武装分子に襲われ、3人が死亡、4人が負傷した。警察の発表によると、パトカーが普段、使っている駐車場に入ったところで襲われて銃撃戦となった。警官たちは鉄道近くの検問所で任務に就くはずだった。
バグダッド南部では、自動車爆弾が爆発し手、民間人5人が負傷。同西部では米軍のパトロール部隊を自動車爆弾が襲い、民間人1人が死亡、一緒にいた妻が負傷した。
バクーバでは、自動車爆弾で民間人1人が死亡、警官3人が負傷した。武装分子がパトロール中の警官を殺害した現場に警官たちが到着した直後だった。
バクダッドの南100キロのヒラ中部では、自動車爆弾の爆発で、交通警官3人、民間人4人が負傷。ヒラ北部でも、自動車爆弾が爆発したが、死傷者はなかった。
バグダッドの北90キロのバラドでは、迫撃砲弾4発が同町警察署に撃ち込まれ、警官1人が負傷した。
バグダッドの北180キロの石油精製施設で知られるバイジ町では、武装分子がパトロール中の警官隊を襲い、警官3人が死亡、4人が負傷した。同175キロのティクリットでは、5日、スンニ派の聖地に爆弾が埋められて爆破された。
こうした中、7日付英紙デーリーテレグラフは、バグダッ駐在の英軍のニック・ヒュートン中将の話として、英軍部隊8000人のほぼ全員は2008年年央までに、4段階に分かれてイラクから撤収すると報じた。
英国防省は同日、この報道に対して、あり得るシナリオの一つにすぎないと否定、「いつ、任務を引き渡すのかとか、駐留部隊の規模とかについての憶測にすぎない。ヒュートン将軍はあり得るシナリオの一つについて説明したのである」と声明した。
デーリーテレグラフの報じた同中将の発言は「駐留が長くなり過ぎることと早く撤退す過ぎるということの間に明確な線がある。二年間をかけての軍務移譲は、長く駐留し過ぎることで生じる思わぬ危険を回避する合理的なチャンスだし、イラクの治安部隊を強化するための最善の機会を与えてくれる」というものだった。
英国防省の声明はこれについて、「将軍は軍務移譲の時期についての最近の憶測についてコメントしようとしたものである。将軍は、こうした事のすべたは条件に基づくものであることをはっきりさせた上で、幾つかのシナリオの概略を説明しようとしたのである。しかし、重要なのは、将来の(撤退の)時期と兵力規模についてはまだ決定されていないことである」と説明した。(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)
2006年03月08日15時38分