★阿修羅♪ > 戦争79 > 217.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
米ABCテレビとワシントンポスト紙が共同で実施した、3月6日発表の世論調査によると、アメリカ市民がイラク戦争の今後の見通しについて厳しい見方を示していることが明らかになった。
イラク戦争開始3周年を前にしても、一向に治安が安定せず、イスラム教シーア派の聖廟が爆破される事件以後、シーア派とスンニ派の衝突激化で内戦になる可能性が高まっているが、内戦の可能性について80%が「ある」と回答し、「ない」はわずか17%。圧倒的多数のアメリカ国民が治安が一層悪化するのではないかと懸念していることがよく出ている。
ブッシュ政権がイラク情勢に対応できる明確な計画を持っているかどうかについては、「持っていない」が65%で、「持っている」の34%をはるかに上回っている。
アメリカ軍のイラク駐留については、兵員を削減すべき52%、増派すべき11%。
今回の世論調査では、ブッシュ大統領の支持率は、「不支持」が58%(前回56%)で、「支持」が41%(前回42%)。前回1月26日の同世論調査よりも低下している。
世論調査がこのようにイラク情勢の一層の悪化を反映しているにもかかわらず、ラムズフェルド国防長官は、次のCNNの報道によれば「メディアがイラク情勢を大げさに伝えすぎる」と難癖をつけ、同記事でピーター・ペース統合参謀議長も、イラク治安部隊は「中央政府に忠誠」であり、イラク人とその聖地を引き続き守っているなどと、能天気なコメントを繰り返しているだけ。
Rumsfeld: Situation in Iraq 'exaggerated' by media(CNN)
http://www.cnn.com/2006/WORLD/meast/03/07/rumsfeld.iraq/index.html
Gen. Peter Pace, the chairman of the Joint Chiefs of Staff, noted that Iraqi security forces "are loyal to the central government" and have been protecting Iraqis and their religious sites.
これまで何でもかんでもアルカイダの所為(せい)にして事態の悪化を誤魔化してきたネオコン得意の「奥の手」も、いよいよ神通力を失うときが近づいてきたようだ。
特にチェイニー副大統領の落ち込みはめざましいものがある。
18%、チェイニー氏のみじめな支持率 (東亜日報)
http://www.asyura2.com/0601/war79/msg/208.html
投稿者 gataro 日時 2006 年 3 月 07 日 20:38:43
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
以上は2日から5日まで実施された世論調査(アメリカ全国、1000人の成人に対して電話で行われた)を、下記のサイトを参考にしてまとめたもの。
http://www.washingtonpost.com/wp-srv/politics/polls/trenddoc_030306.pdf
http://abcnews.go.com/US/wireStory?id=1694098&page=1
http://thinkprogress.org/2006/03/06/iraq-poll/
http://www.pollingreport.com/BushJob.htm