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□批判の米紙に不満爆発 パキスタン大統領反論 [産経新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060307-00000010-san-int
批判の米紙に不満爆発 パキスタン大統領反論
【ワシントン=山本秀也】パキスタンのムシャラフ大統領は五日、米CNNテレビの生番組に出演、民主化の遅れなどでムシャラフ政権を批判した米国の主要紙に対し、「われわれの置かれた環境が分かっているのか」と不満を爆発させた。
ブッシュ米大統領の南アジア歴訪について、リベラル系をはじめとする米国紙は、(1)対インド核技術協力の抱える矛盾(2)民主化の推進を掲げたブッシュ大統領の訪問目的と、パキスタンの現状との差−をとらえて、批判的な論評を加えてきた。
論評の伏線はブッシュ政権の外交政策批判にあったが、歴訪先ではパキスタンへの風当たりが強烈。このうちニューヨーク・タイムズ(三日付)は「意味のないパキスタン訪問」、ワシントン・ポスト(二日付)は「ムシャラフ大将へのメッセージ」と題した社説をそれぞれ掲げ、軍事クーデターから出発したムシャラフ政権を批判した。
CNNの番組で、ムシャラフ大統領はワシントン・ポストの社説を引用した質問に答えて、「彼らが民主化を論じているときにわれわれは持続可能な民主化を敷いて来た」と反論。政府批判を含む言論の自由やメディアの急増などを挙げ、「彼らは何を書いているか分かっていないのだ」といらだちを示した。
もっとも、米当局も来年実施されるパキスタンの総選挙が「民主的なものとなる」と折に触れて強調しており、ムシャラフ大統領はこの総選挙に向けた民主化推進を米側に約束させられた形だ。同大統領はまた、「国家が必要とするなら国に尽くしたい」と述べ、次期総選挙に出馬する意向を示した。
(産経新聞) - 3月7日2時43分更新