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◇陸自 月内撤収を断念
米要請で来月以降に先送り
政府は6日、イラク南部サマワに駐留する陸上自衛隊が予定していた月内の撤収開始を、4月以降に先送りする方針を固めた。首都バグダッドなどでイスラム教のスンニ派、シーア派の抗争が激化し、新政権樹立に向けた協議の見通しが立たなくなったためで、3月撤退に難色を示す米政府の要請を受け入れる方向となった。
政府はこれまで、サマワの治安維持を担当する英軍が3月に撤収する方針を伝えたことから、陸自も「3月に撤収開始、5月に完了」の日程で調整を進めてきた。
ところが、イラク中部サマラで2月末に発生したシーア派の聖廟(せいびょう)爆破事件をきっかけに、スンニ、シーア両派の抗争が激化し、国内の治安が悪化。日本政府は、イラクの治安回復や政治プロセスなどの撤収に向けた条件が整っていないと判断した。
これに関連して、自民党の山崎拓安全保障調査会長は6日の講演で、陸自の撤収時期について「そう簡単に結論を出せない」と述べた。
(2006年3月7日)
http://www.chunichi.co.jp/feature/iraq/060307T0934001.shtml