★阿修羅♪ > 戦争79 > 145.html
 ★阿修羅♪
イラク内務省に「死の部隊」 陰にシーア派民兵 (asahi.com)
http://www.asyura2.com/0601/war79/msg/145.html
投稿者 彗星 日時 2006 年 3 月 05 日 00:29:53: HZN1pv7x5vK0M
 

イラク内務省に「死の部隊」 陰にシーア派民兵

2006年03月04日23時39分

 正式政府の発足を目指すイラクで、治安組織を管轄する内務省所属の秘密部隊が拷問、暗殺に手を染めている疑惑が浮上した。部隊を牛耳るのはイスラム教シーア派の民兵組織、標的は対抗するスンニ派武装勢力だという。かつてシーア派を弾圧した旧フセイン政権とそっくりの手法を採り、その残忍さから「死の部隊」と呼ばれ、新政権の枠組みづくりを巡る交渉にも影響している。

 「死の部隊」の存在は、昨年4月にシーア派主導の移行政府が発足した直後からささやかれた。警官に拘束されたスンニ派が、虐殺遺体で見つかる事件が続出。スンニ派のイラク・イスラム党は、被害者は300人以上と推計し、内務相ポストを独占するシーア派政党「イスラム革命最高評議会(SCIRI)」を強く非難している。

 「死の部隊」の一つは、首都北部に本部を置く治安維持部隊「ブルカン(火山)旅団」とされる。これに05年3〜10月に在籍した内務省警護官(30)が、朝日新聞のイラク人助手に実態を証言した。旅団は内務省の一機関だが、実態はシーア派の民兵組織。イランで組織されたSCIRI配下の「バドル軍」そのものだという。

 旅団に拘束された容疑者は、容疑や自白状況によってグループに振り分けられる。「電気組」というグループに振り分けられると電気による拷問を受け、「つるし組」だと天井からつるす拷問を受ける。「空間組」に振り分けられた容疑者は処刑され、砂漠地帯に死体を捨てられる。

 05年8月、警察に拘束された後、川で遺体で見つかったスンニ派37人を、この警護官は旅団本部に連行された直後に目撃した。米兵も付き添っていたが、本部到着後に立ち去った。「米軍は少なくとも拷問は知っていたはずだ」と話す。

 同旅団に拷問を受けた後に釈放されたという楽器店主(35)は「拘束時に米兵がいたので、処刑はないなと安心したが、結局、内務省で拷問された」と話した。

 米軍は昨年11月、内務省施設で虐待されていた拘束者170人を救出。1月末には暗殺容疑で警察官4人を拘束するなど摘発を始めた。2月にはタラバニ大統領や米大使が「死の部隊」を公然と非難し始め、一時、活動は静まった。

 しかし2月末、新たにスンニ派政党幹部が警官に拘束後、虐殺される事件が発生。各地で制服警官による拘束後の暗殺が報告されている。スンニ派は、シーア派聖地、アスカリ廟(びょう)爆破事件後の騒乱を利用し、再び部隊が活動を始めたと非難している。

 正式政府に向けた政権協議では、首相、財務相、内務相、石油相を独占するシーア派に対し、スンニ派、クルド人勢力、世俗的なアラウィ元首相派に加え、米国も「死の部隊」の問題を指摘することで強く譲歩を迫っており、政治問題化している。

http://www.asahi.com/international/update/0304/018.html

 次へ  前へ

  拍手はせず、拍手一覧を見る

▲このページのTOPへ HOME > 戦争79掲示板


  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。