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2006年04月11日15時58分
http://www.asahi.com/international/update/0411/012.html
全米100以上の都市で10日、米下院を通過した不法移民取締法案に反対し、ビザのない不法移民の合法化を求める統一デモがあり、ヒスパニック(中南米系)を中心に約350万人(主催者発表)が参加した。「平和デモ」を意味する白シャツを着用し、米国の星条旗を掲げて参加した人が多く、10日夕(日本時間11日午前)段階では大きな混乱は伝えられていない。
不法移民取締法案に反対する統一デモがあり、シアトルでは10日、中心街にある連邦ビルに向け、人々は星条旗とメキシコ国旗を掲げながら行進した=AP
ロサンゼルスの主催者によると、デモは各地のヒスパニック組織や人権団体、カトリック関係者などが連携し「移民の正義を求める全国行動」として組織。移民制度改革を審議中の米議会が休会となり議員らが地元に帰ったため、不法移民の取り締まり強化に反対する世論の「パワー」を各地で示すのが狙いだ。
メキシコと国境を接するアリゾナ州のフェニックスでは約20万人(地元マスコミ推計)が中心部を埋めた。8年前にメキシコから不法入国したロヘリオさん(29)は、配管会社で時給10ドルで働く。会社の社員20人は「全員、メキシコ系のビザのない移民だ」という。「社長は白人だけど、私たちの働きを理解してくれている。今日は有給休暇を取ってデモに参加していいよと言ってくれた」と話す。
デモは「今日は行進、明日は投票」をスローガンに掲げ、ビザのない移民に市民権獲得への道を開くよう求めた。
近くのチャイナタウンからも1万人近くが参加。20年前に米国に来たというアンディ・リウさん(51)は「私は正規に米国に来たが、連帯しなくてはならないと思い参加した」と話した。