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□イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 2006/04/07
http://blog.mag2.com/m/log/0000169265/107152585?page=1#107152585
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イラク・レジスタンス・レポート Iraqi Resistance Report 日本語版
編集&発行 山本史郎/イラク情勢ニュース
webサイト
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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2006/04/10 (月)
※ きょう紹介する主な内容 ※
☆イラク・レジスタンス・レポート 2006年4月7日付
◇シーア派のブラサ・モスクを爆発が揺るがす
◇スンニの宗教指導者、爆発は米国が計画と非難
◇拷問されたスンニ派20人の遺体を各地で発見
◇ジャファリは米軍のバグダッド占領日を「祝日」に
◇「これは人間用の飲み物、お前には売れない」
ソーダ水を売らなかった商店主を米兵が射殺
◇アルビル: 親米クルド民兵150人が入院
◇バスラ: 2夜の迫撃砲攻撃受け英軍が外出禁止令
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□イラク・レジスタンス・レポート 4月7日 金曜日
■Iraqi Resistance Report for events of Friday, 7 April 2006
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http://www.albasrah.net/en_articles_2006/0406/iraqiresistancereport_070406.htm
◆アンバル州 Al-Anbar Province
◇ファルージャ: 若者3人が親米シーア派に殺害された
◆バグダッド Baghdad
◆シーア派のブラサ・モスクを爆発が揺るがす
Shi‘i Buratha mosque in Baghdad rocked by explosions
7日昼過ぎ、バグダッドにあるシーア派のブラサ・モスクが3発の82ミ
リ迫撃砲で撃たれた−−イスラム・メモがメッカ時間7日午後5時30分の
速報で伝えた。後のニュースでは、この真昼の爆発で79人が殺されたと報
じられた。
イスラム・メモ通信員は現地の傀儡(かいらい)警察関係者の話として、
4発の迫撃弾がモスクに撃ちこまれ、建物への重大な損害とひどい犠牲者を
だしたとレポートした。
後に、イスラム・メモは同日午後6時20分の速報で、傀儡警察はシーア
派モスクを揺るがした爆発に関する新たな説明を採用した。その新たな報告
によると、大爆発は最初の報道のような迫撃弾によるものではなく、礼拝者
を装った服装の3人によるもので、信者が金曜礼拝のあとモスクから出ると
きに3人が自爆したという。
イスラム・メモの通信員は、死傷者の数はこの時点で181人にのぼった
が、犠牲者の捜索がまだ続いているのでその数字は増えるようだとレポート
した。
ブラサ・モスクはバグダッドではシーア派の重要な施設の1つとみなされ
ている。その導師ジャラド・アッ・ディン・アッ・サギルは米国が後押しす
るイラク議会の議員で、親米シーア派バドル旅団の出身である。
◆スンニ派の宗教指導者、爆発は米国のイラク分断策と関連
Sunni Religious leaders link it with US plans to partition Iraq
7日に発生したブラサ・モスクの爆破事件および6日のナジャフにおける
アリ廟への攻撃に関して、イスラム法学者協会は声明を発表し、これらの爆
破事件を非難するとともに、イラク分断を狙って陰謀を企む者の仕業だと非
難した。
特にアメリカを名指しはしなかったが、イスラム法学者協会はその声明の
なかで爆破事件を「三つの国への分断」を狙った策略と結びつけた。それは
米国外交委員会議長のレスリー・ゲルブによって2003年11月26日の
『ニューヨーク・タイムズ』記事に描かれたように、イラクをクルド、スン
ニ派アラブ、シーア派アラブに分断しようというものだ。
7日の声明でイスラム法学者協会は次のように宣言した。
「イラクに対して陰謀を企む者および国民の血を売り渡す者たちは、自分
の手下や協力者の報償を与えることができるような地位を確保しつつ、占領
者がイラクの王座をコントロールできるように、イラク社会に宗派主義のざ
んげ意識を深く植えつけてイラクを分裂させるという彼らの目標を達成する
ために、次の戦争につながる道を開こうと考えてあらゆる可能性を試してま
わっている。」
イスラム法学者協会はさらに続けて、「昨日起こったこと、そして今日起
こったことの痛みと悲しみと弾劾を宣言する」にあたって、「協会は誠実な
イラク国民に占領者の仕かける計画から祖国を守り歴史的な立場を堅持する
よう訴える」と述べた。
◆拷問されたスンニ派20人の遺体を各地で発見
Badly tortured bodies of 20 Sunnis found in various locations
イスラム・メモは7日午前10時40分の速報で、7日朝、バグダッドの
各地においてイラク警察がスンニ派教徒20人の遺体を発見したと伝えた。
ルサファー警察のジャワド・アブダラー・アッ・サイーディ警部は独占イ
ンタビューで、警察と緊急パトロール部隊が暗殺チーム(death squads)に
殺害されたスンニ派イラク人20人の遺体を見つけたと話した−−イスラム
・メモのバグダッド通信員がレポートした。
アッ・サイーディは、遺体6体はシュラハ地区で、4対はツブジ地区で発
見されたと話した。9体はサウラ町で見つかった。その全部の遺体には拷問
(ごうもん)、電気ショック、さらに手足の爪を剥(は)ぎ、舌に穴をあけ
た形跡があり、その後、脳に銃弾を撃ちこまれて殺されていた。アッ・サイ
ーディは遺体11体は身元が判明したと言った。全員がスンニ派で、そのう
ち2人は兄弟だった。
イラクの占領体制が崩壊するのを救おうとして、アメリカとイギリスが宗
派主義の争いに火を着けようとしているという疑惑が広がっている。
◆ジャファリは米軍のバグダッド占領日を「祝日」に
Ja‘fari declares anniversary of US occupation of Baghdad a “holiday”
米国が任命した「首相」イブラヒム・ジャファリは、2003年4月9日
の米軍によるバグダッド占領に言及して、「イラク解放」を祝うために4月
9日を公休日にすると宣言した−−イスラム・メモが7日午後6時10分の
速報で報じた。
イスラム・メモのレポートによると、政府系テレビ局は、ジャファリ(彼
の任期は7日で切れた)の主宰した閣議が4月9日を公休日とし、祝賀がお
こなわれるよう命じたと報道した。
しかしイスラム・メモの通信員は、多くのイラク国民は、祖国が占領され
苦痛を受けたことを悼む日として、4月9日を迎えるようだと伝えた。
イラク北部モスル市の教育長はイスラム・メモの通信員に、その日は戦車
に乗ってきた者の祝日であり、イラク国民の祝日ではないと語った。
バクーバでは、地元住民が占領以降に米軍とその手先に殺されたイラク人
全員の名前を集約して登録する作業をおこなっていた。
◇ナジャフの爆発事件(6日)は占領軍の仕業、サドルが非難
◇リドワニヤ: レジスタンスが米軍ヘリを撃墜
◆サラハッディン州 Salah ad-Din Province
◆「これは人間用の飲み物、お前には売れない」
ソーダ水を売らなかった商店主を米兵が射殺
US troops kill Iraqi shopkeeper who refused to sell them soda,
saying: “The drinks are only for human beings, not for you”
イスラム・メモは7日午後4時の速報において、バグダッドの北30キロ
に位置するタリミヤの賑わうマーケットで、商店主が米兵に飲み物を売るの
を拒んだところ、占領軍兵士がイラク人商店主を射殺した、と報じた。
イスラム・メモのタリミヤ通信員は、地元目撃者の話として、米兵は多く
の商店と屋台で賑わうマーケット近くで、道路に障害物を設置していたと報
じた。数人の米兵が屋台の主に金をやって冷たい飲み物を買おうとしたが、
店主ディヤアッディン・アル・マシュハダニは、それは人間用のもので米兵
には売らないと言って、米兵に売るのを拒否した。
米兵たちが店主を殴りはじめ、彼が1人の米兵に殴り返すと、彼らは店主
を射殺した。
イスラム・メモ通信員はその店主の兄弟であるアル・ハジ・ファディル・
アル・マシュハダニに会った。アル・ハジは兄弟が冷たい飲み物を売るのを
拒否したので米兵に殺されたと認めた。彼はさらに、米兵たちは兄弟を殺し
たあと、ソーダ水の入った缶を幾つか盗んで立ち去ったと話した。
殉教した店主の遺体は7日午後に祈りの言葉を捧げられたあと、市の殉教
墓地に埋葬された。
◇ヤスリブ: 米軍が大量拘束作戦
◇ドルイヤ: レジスタンスが米・イ合同軍基地を迫撃砲攻撃
◇ティクリート: 米・イラク軍が民家を急襲し大量拘束
◆アルビル州 Irbil Province
◆アルビル: 親米クルド民兵150人が入院
About 150 pro-US Kurdish militiamen hospitalized from severe poisoning
ラニヤ病院緊急処置室の副部長シャイクワン・ムハンマド医師によると、
6日、食後の激しい中毒症状のために、親米クルド分離主義者であるペシュ
メルガの民兵が何十人もアルビル市およびラニヤ、ハッジアワ、シャッカル
タハ町の病院に担ぎこまれた−−イスラム・メモが7日午前10時45分の
速報で伝えた。
イスラム・メモのアルビル通信員は、高級将校も含めて約150人の親米
ペシュメルガ民兵がその地域一帯の病院に運ばれたとレポートした。
全員が息切れ、嘔吐(おうと)、急激な血圧低下の症状にかかり、なかに
は出血するケースもあったとシャイクワン医師がイスラム・メモに語った。
彼はさらに、クルド分離主義者の民兵多数が重態になっていると話した。
親米ペシュメルガの民兵組織の側では、この中毒事件の背後にいる容疑者
についての情報提供を拒んだ。スポークスマンは、「それはまだ早い」と述
べ、重要なことはこの民兵たちが助かるかどうかだとつけ加えた。
地域の住民は、イラク北部のクルド人地域で発生する攻撃では毎度のこと
のように、クルドのイスラム・レジスタンス組織を名乗るアンサール・イス
ラムがこの攻撃の背後にいると考えている。
◆バスラ州 Al-Basrah Province
◆2夜の迫撃砲攻撃受け英軍がバスラに外出禁止令
UK occupation forces impose first-ever curfew on al-Basrah
イスラム・メモは7日午後11時の速報で、イギリス占領軍が7日夕、南
部の都市バスラに外出禁止令を発令したと報じた。
イスラム・メモのバスラ通信員は、午後9時から午後6時(午前?)まで
の外出禁止令をだしたとレポートした。アメリカ軍の侵攻後では、同市に課
せられた初めての外出禁止令だ。
夜になるとイギリス軍の装甲車がバスラ通りに派遣されたと目撃者が証言
し、通信員がレポートを送っているとき、イギリス軍のヘリコプターが上空
を旋回していた。
メディア関係の情報提供者は、同市内の大統領宮殿に置かれた英軍司令部
が2夜連続で迫撃砲攻撃を受けたための外出禁止令だと報告した。
通信員はまた次のように伝えた−−地元住民の逮捕・殺害と同様、イギリ
ス軍への攻撃にも傀儡警察が加わっていることが判って、イギリス軍が地元
の傀儡警察からバスラの治安権限を奪還したという未確認情報がある。
◆ディヤラ州 Diyala Province
◇バクーバ: レジスタンスがバドル旅団を待伏せ、2人射殺
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オリジナル(英字):
http://www.albasrah.net/moqawama/english/iraqi_resistance.htm
英語への翻訳・編集 Muhammad Abu Nasr
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