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(回答先: 北アイルランド自治再開協議、最終期限は11月24日【日経】 投稿者 ワヤクチャ 日時 2006 年 4 月 08 日 17:44:32)
IRA元幹部実は「英国のスパイ」、射殺体で発見【読売】
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060405i316.htm
【ロンドン=森千春】英領北アイルランドのカトリック強硬派政党であるシン・フェイン党の元幹部、デニス・ドナルドソン氏(56)が4日、アイルランド北西部で射殺体で発見された。
同氏は昨年12月に英情報機関のスパイだったことを告白していた。犯人は不明だが、プロテスタント系住民とカトリック系住民の対立が続く北アイルランドで、和平交渉を妨害するための犯行という見方も出ている。
ドナルドソン氏はベルファスト出身のカトリック教徒で、1970年代、北アイルランドの英国からの分離とアイルランドへの編入を求めるカトリック系民兵組織、アイルランド共和軍(IRA)のメンバーとして活動し、投獄された。80年代には、レバノンのイスラム過激派組織、ヒズボラの拠点で武装訓練に参加したこともある。
北アイルランドで98年、和平合意が結ばれ、自治が成立すると、同氏はIRAの政治組織、シン・フェイン党幹部として、地方議会の事務責任者となった。英警察は2002年、同氏が、IRAのために不法な情報収集をしたとして逮捕。これをきっかけに、政党間不信が再燃して、自治は停止された。
同氏は2005年12月に突然、記者会見で「80年代から英情報機関のスパイをして報酬を得ていた」との衝撃的な告白をして、党から除名された。同氏が英情報機関のスパイだったとすれば、なぜ逮捕されたのか。その謎は結局、解明されずに残った。
ドナルドソン氏の56年の人生は、北アイルランド紛争の闇の深さを物語っている。
(2006年4月5日23時8分 読売新聞)