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(回答先: kotetuさん、ありがとうございます。 投稿者 田中大也 日時 2006 年 4 月 06 日 18:49:58)
田中大也さん、こんばんは
戦争板の趣旨からはずれますが「水面効果翼船」は、日本が積極的に取り組む課題と思います
「水面効果」、「地面効果」、「界面効果」等々、いろんな表現がありますが、地面(海面)近くでは大きな平面(風呂敷や旗、テントなど)の下に空気がつまって中々下に落ちないような現象ですね。
名前は失念しましたが、台の上で丸い円盤を打ち合って相手のポケットに入れるゲームがありますが、あの円盤も同じ原理で浮かんでいると言えます。
この効果を使って、スレスレの低空滑走させようというのが、「水面効果翼船」の発想です。
船よりも早く、航空機よりも安価に運行でき、かつ長大な滑走路必要としない点など、島国日本で航空機以上に資源をつぎ込むテーマではないかと思ってます。
いくら飛行機を作っても、伊豆七島や瀬戸内海諸島、沖縄諸島などのすべての島々に飛行場を作るわけにはいきません。なかには、滑走路を作ったら人の住む場所がなくなる島もありますから。(笑)
そして、インドネシア、フィリッピンをはじめとした“諸島国”は少なくありません。マリアナ共和国や旧ハワイ王国など、船より早くて飛行機より安い交通手段を望んでいる地域という潜在市場もあります。
ジャンボ機くらいの搭乗客数がある「水面効果翼船」が実現すれば、ジャンボ機くらいの機数の需要はあると思いますね。
こういう研究が冷遇されるのは、アメリカの苦手とする分野には手を出さず、航空機の下請けばかり熱中するアフォな政治家の問題もありましょう。
軍事面で言えば、旧ソ連が「水面効果翼船」にシフトしたのに対し、アメリカなどはホバークラフト(軍用品としてはLCAC)や、水中翼船にシフトしたと言えましょうか。
ホバークラフトはメンテナンス費用などの問題で民生化は失敗したと言えます。水中翼船は、海面にワイヤーを張られると使えません。新潟〜佐渡の水中翼船は、年に数回はクジラさんと衝突してドック入りしてます。(笑)