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(回答先: イラク機密漏えい、ブッシュ大統領が許可=リビー被告(ロイター) 投稿者 片瀬テルミドール夏希 日時 2006 年 4 月 07 日 08:04:58)
□リビー容疑者:「工作員名暴露はブッシュ大統領も承認済み」|暗いニュースリンク
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/briefing/2006/04/post_6668.html
2006年4月 7日 (金)
リビー容疑者:「工作員名暴露はブッシュ大統領も承認済み」
ニューヨーク・サン紙のジョシュ・ガースティン記者のスクープ記事によれば、CIA工作員名漏洩事件調査で偽証の罪に問われている元副大統領補佐官リビー容疑者が、タイムズ紙記者への機密漏洩の違法性をめぐる反証として、「タイムズ紙ジュディス・ミラー記者へ提供された情報は(ホワイトハウス機密書類の)国家情報評価報告書から引用」したが、記者への機密情報公開については「ブッシュ大統領も承認済み」であり、従って工作員名を記者に告げた当該行為は違法ではない・・・と大陪審で主張したという。
ニューヨーク・サン紙の記事には、フィッツジェラルド特別検察官の法廷関係書類が添付されている。
この『プレイムゲート』事件をめぐる一連の捜査で、ブッシュ大統領が直接機密漏洩行為に関わっていたという証言が初めて飛び出したことで、NSA盗聴命令事件---上院で大統領問責決議に向けて討議が進行中---に加えて、大統領と法の権威をめぐる議論がよりいっそう沸騰する可能性がある。
午前6時追記:ナショナルジャーナル誌のムレイ・ワース記者が詳報を伝えている。すでに大手メディアも「大統領が機密漏洩を承認」と報じており、ワシントン周辺ではすでに大騒ぎになっている。
これは大変な展開だ。なにしろリビー容疑者の証言によれば、チェイニー副大統領が部下のリビー容疑者に、国家機密であるCIA工作員の実名をタイムズ紙記者(ジュディス・ミラー)へ教えるよう指示し「これは大統領も承認しているから」とチェイニー自身が説明したというのだ。
もはやチェイニーとブッシュは大陪審へ出廷する以外にない。二人は反証するか?あるいは、ウソをついて誤魔化し通すか?「戦時大統領には機密漏洩の権利がある」とNSA盗聴指示事件同様の主張をするか?どれも短時間ではスピン不可能だ。しかも今年11月は米議会選挙で、イラク泥沼化・移民問題・宗教右派離反等の問題を抱える共和党は、南部ですら苦戦が予測されている。
ブッシュ政権にとってさらに悪いことに、現在米議会内部では、下院の共和党議員の一部(ノースカロライナ州ウォルター・ジョーンズ議員、メリーランド州ウェイン・ジルキリスト議員、アイオワ州ジム・リーチ議員、テキサス州ロン・ポール議員)が党指導部に反旗を翻し、反戦市民連合(Win Without War)と連帯する動きをみせている。ホワイトハウスに背を向ける共和党議員も急増している。
漏洩の責任を認めれば『国家反逆罪(treason)』と国民から罵られるだろう。ブッシュ大統領自身、2003年9月に「(政権内部で)法に背いた者は処分される」と堂々発言している。大統領と副大統領は、どちらかが年内に起訴されるか、辞任するしかない。ブッシュがこの問題を切り抜ける唯一の道は、年内に国内で『アルカイダのテロ』が発生するか、イラン侵攻を選挙直前に開始するかであろう。(すでにペンタゴン内部はイラン侵攻を決定済みと言われ、英国政府内もイラン侵攻に向けて準備を進めているとみられている。)
ブッシュ政権の暴走が阻止されない限り、悲惨な犠牲を伴う無意味な戦争はさらに拡大されるだろう。その鍵は米国民の世論が握っている。