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□パレスチナ人に重傷負わせ禁固2年の刑 イスラエル裁判所にパレスチナ側、怒る|アルジャジーラ
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1829361/detail
パレスチナ人に重傷負わせ禁固2年の刑 イスラエル裁判所にパレスチナ側、怒る
【アルジャジーラ特約5日】西岸地区のアルジャジーラ記者によると、イスラエルのビル・シヴァ裁判所はこのほど、ガザ地区中部ムワシ近郊で、パレスチナの民間人に重傷を負わせたユダヤ人入植者、ダニエル・フィナー(39)被告に対して、禁固2年の判決を下した。
レイチェル・バルカイ裁判長は、同被告はパレスチナ人を撃ったことを重要なこととも思わず、タプアの入植地に戻っており、自分の行動で罪に問われるとは全く思っていなかったと述べた。
この事件で、被害者のパレスチナ人は一生、治らない障害によって働けない可能性があると伝えられている。
これに対し、パレスチナの司法当局者は「殺人行為を言外に励ますもの」として、「極端に軽い刑」を非難した。自治政府司法省のハンナ・イッサ総務局長はアルジャジーラに対して、パレスチナ人がイスラエルの入植者や兵士によって不当な被害を受け、殺害された場合、イスラエルの裁判所が自国の刑法すら無視するのだと語った。
同局長は、フィナー被告がパレスチナ人を故意かつ計画的に殺害しようとした罪で、少なくとも禁固10年の刑を受けてしかるべきだと述べた。
さらに、この被告が刑期一杯、収監されているとは思わないとして、「すぐに釈放されるに間違いない。大統領特赦か、祝日の(恩赦)行事とか、あるいは単純に模範的な囚人としてだ」とも述べた。(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)
2006年04月06日15時07分