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メサマラ聖廟爆破の前段階 [イラク・レジスタンス・レポート]から/イラク情勢ニュース
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URUKNEWSイラク情勢ニュース (転送・紹介歓迎)
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2006/03/01(水)
[飛耳長目録 today'snewslist]
☆ビデオ: 米軍を狙ったレジスタンスの攻撃
☆イラク・レジスタンス・レポート 2006年2月16日付
◇米国が樹立した占領政権が米政府の荷物になるなか、
シーア派による殺害事件で米軍は仲間である傀儡警察を逮捕
☆イラク・レジスタンス・レポート 2006年2月17日付
◇誘拐、拷問、殺害されたスンニ教徒45人の集団墓地を確認
☆イラク・レジスタンス・レポート 2006年2月18日付
◇イスラム法学者協会は暗殺部隊への米軍関与を疑う
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□■ビデオ: 米軍を狙ったレジスタンスの攻撃
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アルバスラ・ネットが2月26日付で紹介したもの。
(イラク情勢ニュースのwebサイトにアップロードしました。)
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/260206basrahweb.wmv
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□■イラク・レジスタンス・レポート 2月16日 〜18日
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紹介する時期が前後するが、2月22日サマッラでの聖廟爆破の直前の時
期にあたる。各地で傀儡政府の(主として内務省の)治安部隊に連行された
スンニ派住民の死体が、拷問によって殺害された傷跡もなまなましい姿で、
バグダッド内外で相次いで発見された。その公正な調査を求める要求が一般
市民のあいだからも強まっていた。
これがサマッラでの聖廟爆破後のバドル旅団などによる騒乱で、かき消さ
れた感がなきにしもあらず。この爆破事件の前から、バドル旅団や内務省系
の治安部隊によるスンニ派住民への襲撃・暗殺は横行していたのである。ま
た拷問(ごうもん)のための新たな秘密監獄の存在があばかれたばかりでも
あった。
商業主義の大手メディアでは、聖廟爆破事件の以前も以後も、バドル旅団
(シーア派イラク・イスラム革命最高評議会の武装民兵)とイラク政府系治
安部隊の暗殺・襲撃については、事実そのものの報道さえも一貫して乏しい。
それがアメリカ軍=占領軍の黙認のもとで行われていることについては、な
おさらである。これらメディアにとって、占領当地の実態、イラク政府の実
質について触れることがいかにタブー(禁忌)になっていることか!
なお、この期間の主要な記事・レポートのみを選んで紹介したが、他の記
事では、レジスタンス勢力による反撃として、バドル旅団や治安部隊への攻
撃が増えていることも1つの特徴である。上の点とあわせて、聖廟爆破事件
の意味と背景を考えるときに見落とせないもの。
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□イラク・レジスタンス・レポート 2月16日 木曜日
■IraqiResistanceReportforeventsofThursday,16February2006
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http://www.albasrah.net/en_articles_2006/0206/iraqiresistancereport_160206.htm
◆米国が樹立した占領政権が米政府のお荷物になるなか、
シーア派による殺害事件で米軍は仲間である傀儡警察を逮捕
USforcesarrestpuppetpolicealliesasmountingShi‘isectarianmurderspree
underauspicesofUS-installedoccupationregimebecomesproblematicforWashington
ある情報筋が16日にクドス・プレスに明らかにしたところでは、イラク
傀儡(かいらい)警察が「逮捕」していたスンニ派イラク人を処刑しようと
していたとき、米占領軍がイラク警察のメンバー22人を逮捕した。
情報筋は米占領軍がイラク警察の分遣隊を制止したことを明らかにした。
彼らが持っていた身分証を調査したところ、彼らはアブダル・アル・カリム
・アル・アナジに率いられた内務省治安部隊の指揮下にある部隊だった。米
軍はイラクの治安部隊が所有する施設にスンニ派イラク人が入れられている
のを発見した。彼らはその拘束者を街のはずれで処刑するつもりだった。拘
束されていたスンニ派教徒は、1980年代のイラン・イラク戦争時にイラ
ク空軍でパイロットをしていた人物の息子だった。
この情報筋は、アメリカ軍が22人の傀儡の治安部隊メンバーと、ジャフ
ァリ首相も所属するダーワ党の指導者アル・アナジを逮捕したと語った。
クドス・プレスを話した情報源は、米軍がイラク人警察や治安部隊のメン
バーを逮捕したのは今回がめててではないと念を押した。彼によると、数日
前にも、カスラ地区において米軍とイラク軍との合同部隊がイラク人警官の
一団を逮捕した。この一団もバグダッド市内アチフィヤ地区のスンニ派イラ
ク人を拘束していた。米軍がこの警官を逮捕したとき、警察はそのスンニ派
教徒を処刑して死体を捨てようとしていた。
傀儡の国家警護隊内のある将校がクドス・プレスに話したところでは、第
3大隊所属のある部隊が道路警備隊の所有する車両5台を攻撃したという。
攻撃された車両はアメリカ軍に引き渡された。
偏向した宗派至上主義にもとづいてくスンニ派教徒の誘拐(ゆうかい)、
拷問(ごうもん)、殺害をおこなっているとして、スンニ派イラク人は内務
省および親イラン派として有名な内務大臣(バキル・ジャブル・スラフ、イ
ラク・イスラム革命最高評議会SCIRIメンバー)を非難している。クド
ス・プレスによると、2005年11月にバグダッド市内ジャディリヤ地区
で内務省が管轄する秘密監獄が明らかにされ、激しく報道されるなかで、米
軍によって閉鎖された。そして約200人のスンニ派イラク人が内務省の秘
密拷問施設に拘束されているのが発見された。スラフ自身はその時アメリカ
軍に拘留されたが、その後、釈放された。
2006年2月15日、イスラム・メモはもう1つの秘密監獄の発覚を伝
えた。今度はバグダッドのカラダ地区で、そこには300人のスンニ派イラ
ク人が収容され、拷問され、そしてしばしば殺害された。この施設が捜査さ
れたとか閉鎖されたという報告はまだない。
(イラク・レジスタンス・レポート2006年2月15日付を見よ)
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□イラク・レジスタンス・レポート 2月17日 金曜日
■IraqiResistanceReportforeventsofFriday,17February2006
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http://www.albasrah.net/en_articles_2006/0206/iraqiresistancereport_170206.htm
◆誘拐、拷問、殺害されたスンニ教徒45人の集団墓地を確認
Locationofmassgraveof45Sunniswhowereabducted,tortured,andkilled
イスラム・メモは17日午後7時50分の速報において、集団墓地の発見
を伝えた。そこには親イラン派のシーア至上主義者バドル旅団と内務省の治
安部隊ショック・トループによって2ヶ月前に誘拐、拷問、殺害されたスン
ニ教徒45人の遺体が埋められていた。犠牲者は全員がバグダッド各地の自
宅から連行された者だった。
イスラム・メモのバグダッド通信員は、内務省内の独自の情報源(彼は匿
名を求めた)が、集団墓地はバグダッド市内にあるシーア派のバラサ・モス
クの背後にあると話したことを伝えた。その地域はモスクの説教師でありバ
ドル旅団メンバーでもあるジャラル・アッ・ディン・アッ・シギルの管理下
にある。この情報源によると、特にその墓地は右側のヤシ並木に近いミンタ
カにある。死体は掘削機を使って一塊(かたまり)に埋められていた。
この情報源は、ほとんどの犠牲者の親類は彼らが拷問され殺害されて埋ま
られたことを知らされず、今でも愛する家族は収容所にいると思っていると
話した。
イスラム・メモは人道組織に現場を訪れて集団墓地を確認するよう訴えた。
同通信員は現地に確認したが、そこでは写真撮影が禁じられていて、写真を
撮ることができなかった。
イスラム・メモは、また、治安部隊とバドル旅団に連行されたスンニ教徒
の家族に対し、現地に行って彼らの親類が埋葬されたなかにいないか確認す
るようすすめた。
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□イラク・レジスタンス・レポート 2月18日 土曜日
■IraqiResistanceReportforeventsofSaturday,18February2006
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http://www.albasrah.net/en_articles_2006/0206/iraqiresistancereport_180206.htm
◆イスラム法学者協会は暗殺部隊への米軍関与を疑う
AssociationofMuslimScholarscastsdoubtonUSroleinDeathSquadscandal
イラク・スンニ派の最高権威であるイスラム法学者協会(=聖職者協会)
は、2006年2月17日付の声明において、イラク傀儡(かいらい)警察
の訓練を担当するアメリカ軍のジョセフ・ピーターソン司令官が、米軍はイ
ラク内務省が暗殺部隊を創設し、そのうちの22人は同省によって巡回メン
バーに任命されたという証拠を持っていると報告したと述べた。
法学者協会はこのアメリカ人の告白に対して、まず第一に、自体は米軍司
令官が述べたより質・量ともにずっと悪化していると応じた。また、協会は
米軍司令官の声明について、「内務省非難の度合いについて疑問があり、そ
れは問題を矮小(わいしょう)化して人数の問題に限定しているようで、事
態の意味することへの米軍の対応には疑念を抱く。これはちょうどアブグレ
イブの虐待スキャンダルにおいて、その行為は個人の問題だとして(今では
そんなことではないと誰もが知っている)、彼らが一部の兵士を罰しただけ
で済ましたのと同じである」と指摘した。
イスラム法学者協会(の声明)は、さらに次のように述べた−−「事件を
起こらないように何をしたかに触れることもなく、占領軍が犯罪を隠すのみ
であるという理由については別の問題もある。ジャディリヤ(拷問用の秘密
監獄)とヌスルの拘留センターの問題は既に表面化し、この場合は駐バグダ
ッド米国大使がシーア派至上主義の立場をとる内務省を非難したが、彼らの
したことはそれだけで、それ以外には何もしなかった。実際に、その後、彼
らはこれらの機関を無罪放免しさらなる犯罪への関与を可能にした」。
「イスラム法学者協会は、イラクにおいて発生した宗派至上主義の浄化作
戦を非難するさい、この件は占領軍と治安機関の共同作戦であるという意味
で、占領軍と傀儡の政府機関の責任をあげる。このことはアブグレイブその
他のスキャンダル以後も、占領軍の汚点を増やす新たなスキャンダルを生み
出しつつある。」
「イスラム法学者協会はこの問題を調査するために「中立の国際的な委員
会」を設置することを呼びかけるとともに、国連に責任を持ってこの事件を
追及することを訴える。」
◇秘密監獄: 報道の圧力で傀儡政権が調査委員会を編成
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