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イスラム教スンニ派とシーア派の衝突が続いているイラクで、26日もバグダッドなど各地で襲撃があり、米兵3人を含む計30人が死亡した、とロイター通信が伝えた。各派の指導者は暴力の停止を呼びかけているが、報復が収まる気配はない。
バグダッドでは、迫撃砲などでスンニ派のモスク(礼拝所)2カ所が襲われ、15人が死亡し、45人が負傷した。当局はバグダッドと周辺地域を対象に24日と25日、昼間も外出を禁じる命令を出した。車両の使用も26日に全面的に禁止された。しかし衝突は相次ぎ、バグダッドでは夜に入ってあちこちで爆発音が響いた。
シーア派の多い中部カルバラでは、バスの停車場にいたミニバスの中で爆弾が爆発し、5人が死亡した。両派が混在するバクバでは、サッカーで遊んでいた子供が近寄ってきた車から撃たれ、2人が死亡。シーア派の住宅には男らが押し入り、家族2人が射殺された。
一般家庭への襲撃が続いているため、バグダッド西、北部にあるスンニ派が多数を占める地域では、スンニ派の襲撃を恐れてシーア派の60世帯の数百人が逃げ出したという。このほか、道路脇の仕掛け爆弾などで米兵計3人が死亡した。
2006年02月27日09時30分
http://www.asahi.com/international/update/0227/003.html