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□モスク爆破は連帯ももたらした/ダール・ジャマイル [イラク情勢ニュース]
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URUKNEWSイラク情勢ニュース (転送・紹介歓迎)
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2006/02/26(日)
[飛耳長目録 today'snewslist]
☆モスク爆破は連帯ももたらした ダール・ジャマイル 2月25日
☆スライドショー: 通信各社のイラク関連写真ニュース
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☆★モスク爆破は連帯をももたらした
MosqueOutrageAlsoBringsSolidarity
ダール・ジャマイルのイラク速報 2006年2月25日
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DahrJamail'sIraqDispatches
http://dahrjamailiraq.com
InterPressService (IPS)
インター・プレス・サービス
DahrJamailandArkanHamed
バグダッド発、2月25日 IPS
サマッラにおいてシーア派の金のモスクが爆破されたことによって広がっ
た宗派主義者の暴力は、もう一方でスンニ派とシーア派の連帯をアピールす
るデモをイラク全土に広げた。
バグダッドの北西サマッラにあるアスカリヤ・モスクは、シーア派教徒に
とって、イラクにある4大聖地の1つである。
このモスクは、2月22日午前6時55分、警備員を縛って爆発物をしか
けた男たちによって爆破された。これはシーア派に対する3度目の攻撃であ
り、憤激はすぐに激しく広がった。
50以上のスンニ派モスクが襲撃されるなか、流血をともなう報復攻撃で
3人のスンニ派指導者(イマーム)と何十人もの市民の命が奪われた。
それでもシーア派とスンニ派の指導者が平静と節度を呼びかけたあと、騒
乱は連帯デモへと変わった。
シーア派聖職者で大アヤトラであるシスタニは、「冷静になって、スンニ
派のモスクと廟を襲撃することのない」ように呼びかけた。
シスタニの事務所はすばやく声明を発表した。−−「われわれは信者に対
して、平和的な手段で・・・抗議を表明するよう呼びかける。彼らの悲しみ
と衝撃が、イラクを宗派間抗争に追いやろうとしてきた敵を喜ばす行動に参
加させようなことになってはならない」と。
おそらくイラクのシーア派聖職者では2番目に影響力の大きいムクタダ・
アッ・サドルは、報道陣に次のように語った。−−「イマームであるアル・
ハヂの廟を攻撃したのはスンニ派ではなく、むしろ占領軍とバース党だ。わ
れわれはスンニ派モスクを攻撃すべきでない。私はマフディ軍にシーア派と
スンニ派の双方の寺院を防衛するよう命令した」と。
サドルは急きょレバノンから帰国し、イラク議会に占領軍のイラク撤退を
採決にかけるよう呼びかけた。
スンニ派の宗教権威は平和を呼びかけ、宗派間抗争を引き起こそうとする
者には立ち向かうよう求めた。
スンニ派はサマッラでシーア派との連帯を訴えるデモを即座におこない、
モスクの爆破を非難した。スンニ派とシーア派の連帯デモはイラク全土で展
開された。大規模なデモがバスラ、ディワニヤ、ナシリヤ、クート、サラハ
ディンで開催された。
多くのシーア派教徒の怒りが米軍に向けられた。シーア派が多いバグダッ
ドの南に位置するクート市では、何千人もが大通りを行進し、米国とイスラ
エルの国旗を燃やした。
バグダッドの貧しいシーア派が住むサドル・シティーでは、何千人ものシ
ーア派教徒がデモ行進し、反米スローガンを叫んだ。サドル・シティーはバ
グダッドのほぼ半分の人口を抱える。
サドル・シティー以外のバグダッドでも、幾つもの大きいデモが開催され
た。
「あの聖廟はイラクだけではなく全イスラム世界のモスレム(イスラム教
徒)全員にとってひじょうに重要なところだ」−−2月23日にバグダッド
のハダミヤ地区で開かれたデモで、IPS特派員に40歳の商人アハメド・
ハッサンが語った。「イラクのすべてのモスレムがこの行為を批評し非難す
るというだけじゃない。誰もがこれに反対している」と。
スンニ派の居住地を封鎖する治安部隊の動きにもかかわらず、バグダッド
で開かれたシーア派のデモには何千にものスンニ派が合流した。
「これは金で雇った者を使って米軍がやらせたイスラエル流の犯行だ」と
54歳のシーア派の男性がIPSに語った。「犯人はスンニ派ではない。な
ぜなら、アメリカとイスラエルが私たちを分断したがっているくらい知って
るさ。スンニ派は決してモスレムのモスクを爆破しない」。
「私の夫はサマッラ出身のスンニ派で、あの聖廟に通う」とハシミア・ア
チミンは話した。「もちろん、私たちはこんな恐ろしいことをするのは外国
人だって知ってるわ」。
デモにおけるかなりの意見が部分的に共鳴しているなら思いがけないこと
である。イギリスのブレア首相は声明のなかで、サマッラで金のモスクを爆
破した者は「ただ1つの動機しかない。イラクの民主化を脱線させるために
スンニ派とシーア派の間に騒乱を起こすためだ」と語った。
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※訳者から: 既に気づいている方もいるでしょうが、シスタニ、サドル
両氏の姿勢を、この記事に紹介された彼らの言葉だけから評価することはで
きません。他の部分が内容的に捨てがたいために、一応、全文を訳して紹介
しました。
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☆★Yahoo! news イラク (説明は英語)
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イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 2006/02/22
http://www.asyura2.com/0601/war78/msg/649.html
投稿者 white 日時 2006 年 2 月 24 日 11:09:55: QYBiAyr6jr5Ac