★阿修羅♪ > 戦争78 > 669.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
フィリピン非常事態宣言
反政府派、抗議集会へ【東京新聞】
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20060225/eve_____kok_____001.shtml
【マニラ=大場司】軍将校らによるクーデター計画発覚に伴う非常事態宣言発令から一夜明けたフィリピンの首都マニラは二十五日、警官隊が各所で厳重な警戒態勢を敷き、緊張が続いている。同日未明から大きな混乱はないが、アロヨ大統領の退陣を求める反政府派は抗議行動の再開を予定している。
二十五日は、マルコス独裁政権を打倒した一九八六年の「ピープルパワー革命」から二十周年。政府主催の記念式典はすべて中止されたが、「反アロヨ」で結集する野党や市民団体は、街頭で集会やミサを行う予定。警官隊との衝突も予想される。
アロヨ大統領は「軍の指揮命令系統は支配下にある」としている。だが、クーデター計画に参加していたとされる軍将校ら八−十人の行方は、依然としてつかめていないもようだ。
政情が緊迫する中、動向が注目されるのがラモス元大統領だ。元大統領はマルコス独裁政権崩壊時や、二〇〇一年のエストラダ前大統領の退陣時にも引導役を果たし、政界や国軍へ影響力を依然保持している。
元大統領は二十五日午後に記者会見を予定しており、現政権に対する姿勢を明らかにするとみられている。元大統領が「反アロヨ」の方針を鮮明にすれば、政情は一気に流動化する可能性がある。
また、強権を発動したアロヨ大統領は、報道陣に「公平な報道」を要求。反政府報道への警告も強めている。警察当局は二十五日未明、大統領に批判的な報道をしているデーリー・トリビューン紙を捜索した。