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石油決済のドルからのシフトについての情報をインターネットで探していたら「シリア」のユーロ建てへの切替の話が出てきました。
特に注目すべきは日経BP社の登録会員向け(無料)の記事で、ブルジョアの方々はみんな知ってたんですね・・・・・この国はいったい何なんでしょう(~_~;)。
アジア諸国との衝突を煽って、結局は「国益」を損ねてる。いや国益とはいったい何ぞや!
おまけに中共の日本語ホームページで親切ていねいに書かれている。
アジア諸国との友好を阻害する事は結果的にアジアの国々がすべて自分の国の国益を損ねる(悪く言えば売国)結果を招くという図式はどう説明するんだ・・・・・・
重要情報を報道しない日本のマスコミなんざクソ食らえ!
[こきから↓]
財)日本エネルギー経済研究所 中東研究センター
http://jime.ieej.or.jp/htm/sidoku.htm
中東研ニューズリポート一般公開用
「シリア、外貨決済を米ドル建からユーロ建に変更」 三井 修(2006/02/17)
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米国との緊張関係が続いているシリアの国営シリア商業銀行は、今後、政府取引、民間取引を問わず、全ての外貨決済を米ドル建からユーロ建に切り替えることを発表した。
<更なる制裁への予防措置>
シリアは国際テロ組織を支援している疑惑があるとして、現在、米国の制裁を受けている。シリア商業銀行の在米資産は凍結されており、米国企業のシリア向け輸出も原則的に禁止されている。更に昨年のハリーリ元レバノン首相暗殺事件にもシリアが関与している疑惑から、現在、国連の調査を受けているが、この調査にシリアが非協力的と見做されると、更なる制裁を受けることが予想されている。
今回の米ドルからユーロへの変更は、今後起こり得る可能性のある更なる制裁に備え、資産を米ドルからユーロに切り替えることにより、在外資産凍結の実害を最小限に抑えようとする意図と観測されている。
2004年の数字ではシリアの輸入額は67億ドル、輸出額は54億ドル、原油生産は42.5万b/d(前年は50万b/d)で、そのうち20万b/d程度を輸出していると見られており、原油輸出はシリアにとって大きな外貨収入源の一つであるが、今後はこの石油輸出、及び一般物資の輸出入がユーロ建となる。
<制裁は中長期的には打撃か>
シリアを巡る厳しい国際関係にもかかわらず、シリア経済は好調である(2005.12.27付けニューズレポート「好調なシリア経済」参照)。 Haddad石油大臣は「経済制裁は我々にとって問題ではない」(Petroleum Argas, 2005.11.21)と極めて強気であり、中東の金融関係者も今回の米ドルからユーロへの変更で大きな混乱は起きないと見ている (alzajeera.net,2006.2.14)。
しかし、決済通貨の変更はともかくとして、政治的リスクの高まりから、外資がシリアでの投資に消極的になれば、それでなくても生産減退傾向にある原油生産は益々減産を余儀なくされ、中長期的にはシリア経済は打撃を受けるものと思われる。既に、シリアの大手石油生産会社AFPCに出資しているシェルやペトロカナダは撤退の検討をしていると伝えられている。
[ここまで↑]
さらにブルジョアの方々向けの「高級な解説」はここにあります。
ttp://bizns.nikkeibp.co.jp/cgi-bin/search/wcs-bun.cgi?ID=322134&FORM=biztechnews
円・元・ドル・ユーロの同時代史
「第35回〜石油・ドル本位制の終焉?」
「第39回〜ドルをアジアから追い出せ?」
「最終回〜基軸通貨の危機」
谷口 智彦(日経BP社 編集委員室主任編集委員)
※オンライン登録が必要です(無料)
共産中国の「プロパガンダ放送?」のネタはここにあります。
中国国際放送局日本語放送(いわゆる北京放送)
http://jp.chinabroadcast.cn/1/2004/02/10/1@3709.htm
「産油国がドルではなくユーロで決済することを討議」