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□今では犯罪に占領された/インター・プレス・サービス [イラク情勢ニュース]
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URUKNEWSイラク情勢ニュース （転送・紹介歓迎）
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2006/02/20(月)
［飛耳長目録 today'snewslist］
☆今では犯罪に占領された
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☆★今では犯罪に占領された
CrimeBecomesAnotherOccupation
インター・プレス・サービス ＩＰＳ ２００６年２月１８日
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http://www.ipsnews.net/news.asp?idnews=32196
BrianConleyandIsamRashid
バグダッド、２月１７日発、（ＩＰＳ）
最近のイラクでの犯罪は、２００２年１０月に出されたサダム・フセイン
の恩赦から始まった、と、広く受けとめられている。また犯罪の波は、バグ
ダッドでサダム政権が崩壊したことで、２００３年４月に高レベルに達した
と広く信じられている。
戦争時に国境管理と治安部隊の中心任務がおろそかになって、あらゆる種
類の犯罪がイラク国内にそれまでより確かな足場を築いた。今日の犯罪者と
ヤクザは、テロや妥協しない抵抗並みにやっかいな問題と考えられている。
だがイラク人の警察幹部がＩＰＳに、「今では、イラクには多種多様な犯
罪がある－－強盗、殺人、誘拐（ゆうかい）、復讐（ふくしゅう）、強姦、
それに麻薬だ」と語った。「以前には知らなかった新手の犯罪があらわれ、
（占領への）抵抗を名目にして無実の人々を殺している。学校や市場近くや
その他での自動車爆弾のような暴力事件が何度となく発生した」。
今日では、占領されてから３年近くがたつのに、犯罪から守られていると
思われる場所はわずかしかない。バグダッドの一部地域では、人々は自宅に
いてもしょっちゅう攻撃される。
現在は失業中の２０歳になるアブドッラー・サバハは、昨年、バグダッド
市内の自宅で盗難にあった。彼はＩＰＳに、「２００５年１１月、家族の住
む家がギャングに襲われた」と話した。「彼らは銃を突きつけて家族を脅し、
全部の金銭とその他多くのものを盗んでいった」。
このような犯罪はイラク人の日常生活においてありきたりのことになって
しまった。サバハはそれは多国籍軍の責任だと非難した。多国籍軍がイラク
の安全を確保し国際法のもとに義務を果たすことをしないばかりに、大勢の
イラク人が苦い思いをさせられ、不満を募らせている。
「彼らがイラクを占領した時、彼らは盗賊たちが軍港を襲うのを助けた」
とサバハは指摘した。「占領軍が彼らを助けたというのは、盗賊たちが兵士
たちの目の前で盗みを働いていても、彼らは何もしなかったからだ。私たち
が泥棒を制止しろと彼らに求めたとき、占領軍の答えはこうだった－－『わ
れわれは兵士であって警官ではない。それはわれわれの仕事じゃない』」。
問題が生じたのはそれからだ。そのうち、これらの犯罪で集めた金がギャ
ンブルに流れ、酒と麻薬のようなことに費やされた。犯罪者たちは金がなく
なると、金と権力を手に入れるために互いに争いはじめた。
ギャングのなかには知識層を狙いはじめる者もでてきた。「新手の犯罪は
イラク人の学者、パイロット、医者、教師の殺害だ」とイラク人の警察幹部
が説明した。「犯人たちは、自分たちが何をしているかよく知っている。マ
フィアとも言える組織犯罪であり、彼らはこれらの犯罪によってイラクを潰
したがってるんだ」。
こうしたギャングのなかの一団が１４歳のハッサンを誘拐した。自動車販
売をしている父親サエルは、「ギャングたちは私に１０万ドルの身代金を要
求してきた」とＩＰＳに語った。
高額の身代金請求は誘拐事件において典型的なことだ。イラク人の場合、
最初の要求額は２万ドルから１０万ドルの範囲が多い。しすてこの要求は、
通常の場合、あとから極端に減額され、ときにはわずか２００～３００ドル
になることもある。
支払う金を持たないイラク人は、普通、誘拐犯と交渉しようとするか、警
察を呼ぶ。サエルはその両方を試みた。
「私は身代金にあてる金を持たなかったので、２日後に要求額を下げるよ
う彼らと交渉を始めた」と彼は話した。「それと同時に、警察を呼んだが、
警察はその時、あまり気乗りでなかった。警察はギャングを追跡するのに私
の車を使った。ギャングが息子を解放したのは、警察が仲間の１人を捕まえ
たからだった。しかしその過程で、警察の１人が負傷し、私のいとこ（従兄
弟）が殺された」。
こんな犯罪はサダム政権のもとではイラクで聞いたことがなかった。戦争
前、イラク人が悩まされる誘拐といえば、サダムの秘密警察によるものだっ
た。イラク人はサダムの政治に異議を唱えないかぎりは比較的に安全が保て
ると予想できたのだ。
「私たちは戦争前からこの国に住んでいたが、安全だった」とサエルは言
った。「占領された以外には何も変わってない。それだけが唯一の新しい変
化だ。つまり、イラクで起こる犯罪に大きな責任があるのは占領だというこ
とだ」。
占領が終わってイラク人がみずから対処するようにならないと犯罪はなく
ならない、とサレムは言う。また「わが国を悲嘆している。イラク政府には
できるだけ早くきちんとした安全対策を講じてもらいたいもんだ」と。「占
領軍には何の期待もできない。彼らは自分たちの安全しか考えてなくて、イ
ラクはどうでもいいんだ」。
（インター・プレス・サービス InterPressService）
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投稿者 white 日時 2006 年 2 月 16 日 20:43:43: QYBiAyr6jr5Ac
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。