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□シーア派のサドル師がイラク憲法を拒否 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1722732/detail
シーア派のサドル師がイラク憲法を拒否
【アルジャジーラ特約19日】イラクのイスラム教シーア派の強硬派、ムクタダ・サドル師は18日、中東の衛星テレビ局アルジャジーラの取材に対し、「分派主義色の濃いイラク新憲法を拒否する。この新憲法には何も良い点がない」と厳しく批判、同憲法を受け入れないとの姿勢を鮮明にした。
また、サドル師は同憲法が採用している「連邦制」に関しても批判した。連邦制についていは対抗するスンニ派も、「北部のクルド人とシーア派に原油資源のより広い支配権を与える」として、受け入れを拒否している。
サドル師はさらに、「イラクに民主的な政府があるすれば、イラクを南部、北部、中部といった地域に分けるような連邦制を採用する声は上らないはずだ」とし、民族、宗派別に支配地域を決める方法に異義を唱えた。
サドル師が今回、「連邦制」に強い反対姿勢を表したことで、イラクにとり最大の火種のひとつである「連邦制」の導入是非をめぐり、あらためて論議と対立を高めることになりそうだ。(翻訳・ベリタ通信=志岐隆司)
2006年02月20日01時08分