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CNNからhttp://www.cnn.co.jp/business/CNN200602170015.htmlより引用
アルカイダの「組織文化」は会社にそっくりと 米研究
2006.02.17
Web posted at: 16:27 JST
- CNN
(CNN) 国際テロ組織「アルカイダ」の内部では、普通の会社と同じように部署間のいざこざや予算の取り合いが生じ、休暇の制度も定められている――。米陸軍士官学校の研究でこのほど、アルカイダの隠れた一面が明らかになった。研究チームでは、こうした情報に基づき、組織の弱点を突く戦法を提言している。
チームでは、70年代から現在までに押収され、機密データベースに保管されているアルカイダの文書を分析した。文書の内容は、メンバーの採用基準や「新人」の訓練プログラム、情報面、政治面、軍事面の戦術など、多岐にわたっている。
研究チームはこれらの内容について「指導部が目的達成のために注意深く計算し、忍耐強く、組織的な戦略を立てていることが分かる。失敗から学ぶ姿勢もうかがえる」と説明。そのうえで、個人同士のぶつかり合いや部署間の争いも日常的に起きているの見方を示し、「普通の会社にみられるような組織文化が、アルカイダにも存在する」と指摘している。
ある文書によると、アルカイダでは既婚者には3週間に7日、独身者には1カ月に5日の休暇が与えられる。年間15日の有給休暇も認められている。ただし、休暇は10週間前に申請する必要があるという。
また別の文書では、メンバーの報酬が規定されている。既婚者の標準額は月額約108ドル(約1万2700円)だが、複数の妻がいる場合は増額され、独身者は減額される。
チームでは研究の成果を基に、アルカイダに対する戦法として(1)財源を断つ(2)末端のメンバーを混乱させる(3)思想的な内部対立を利用する――などの案を挙げている。