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□兵力削減しても米軍はイラクに長期駐留する [イラク情勢ニュース]
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URUKNEWSイラク情勢ニュース (転送・紹介歓迎)
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2006/02/12(日)
[飛耳長目録 today'snewslist]
☆兵力削減しても米軍はイラクに長期駐留する
☆イギリス軍はゲリラ掃討前にイラクから撤退
※カンパへのお礼
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☆★兵力削減しても米軍はイラクに長期駐留する
Evenwithatroopreduction,
U.S.militaryappearsheadedforalongstayinIraq
MSNBC 2006年2月9日 ASSOCIATEDPRESS
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http://famulus.msnbc.com/famulusintl/ap02-09-111004.asp?reg=mideast&vts=2920061134
バグダッド発、2月9日:
あらゆる兆候が、2006年にイラク駐留米軍の大規模削減を指し示してい
る−−おそらく、年末までに10万人以下になるだろう。しかし、そのあとに
これ以上の削減とか全面撤退があるとは考えようもない。
実際に、アメリカは長期かつ相当規模のイラク駐留をつづけるようだ、と、
軍事専門家は指摘している。
司令官(将軍)たちは特定された撤退期限を公表したがらないが、イラク駐
留米軍の最高司令官であるケーシー大将は、今週、20世紀中のゲリラ闘争は
平均して9年続いたと述べた。イラク戦争はやっと3年目に入るところだ。
「対ゲリラ戦の特質からして、勝利とは何かを定義することは難しい」とケ
ーシーは弁明した。「Dデイじゃあるまいし。大規模な戦闘はないし、それは
既に終わった。国民が選択することであり、時間がたてば変化もする。それは
まさしく君たちがここで目にしているとおりだよ」。
※訳注: D-Day
第二次大戦で欧州戦線の趨勢を決したノルマンディー上陸作戦。
イラクにいる米軍兵力は、現在13万6000人であり、16万人という昨
年12月の高水準からは減った。16万人という規模は12月15日の選挙期
間に攻撃から守るためのものだった。
ケーシーは今春さらなる兵力削減を勧告するだろうと考えられている。今年
末までには、イラク駐留米軍は10万人以下になるだろうという観測もある。
しかし、それはすべて、安全を確保しゲリラと戦うために、もっと訓練され
たイラク軍と警察部隊が配置されることを前提にした判断なのである。それは
また、ゲリラ闘争の背後となるスンニ派アラブ人の信頼を勝ちとることのでき
る政府をイラク人が協力して樹立できるかどうかにかかっている。
今週、12月の投票結果にもとづいて、選挙委員会が確定数字を発表したこ
とで、新政府づくりの協議は加速されるであろう。
もし、すべてが計画どおりに進展し、治安が改善されるなら、アメリカ軍は
段階的にイラクの諸都市から退却し、やがては全土から撤退することになる。
AP通信およびナショナル・パブリック・ラジオとのインタビューで、ケー
シーはこう話した−−「私は(兵力削減について)いかなる数字をあげようと
も思わないが、しかし一貫して、イラク国民がもっと治安に責任を持つように
なると、米軍が脇役にまわるのを目にするだろうし、まずは視界から減り、つ
いで全体的な駐留も減ると言ってきたつもりだ」と。
しかし、この移行は一夜にして起こるものではない。ケーシーもゲリラ闘争
がいつまで続くか−−つまり、いつまで最前線にアメリカ兵がいるか、いつい
なくなるか−−予言しようとはしなかった。だが彼はイラクに平和と安定をも
たらすには時間がかかると述べた。
「ゲリラ闘争や長期的な政治・経済の発展についてその根源的なことから説
明するには時間がかかる」とケーシーは説明した。「そして一夜にしてかなう
ものではない」と。
一部のアナリストは、その過程は始まったばかりだと考えている。モスルや
サラハッディン州のような地域でゲリラに勝利したとはいえ、過去2年間の米
軍の死亡は1ヶ月あたり50人〜70人で一定し、毎月500人の負傷者をだ
している。
ランド社から対ゲリラ戦争の専門書を出版しているブルース・ホフマンは、
「10年未満で終わった対ゲリラ戦争などほとんど聞いたことがない」と指摘
した。「近いうちに終わる兆候は、これまで何もみあたらない・・・。<トン
ネルの先の光>のような進展が見あたらない」と。
米海軍大学で対ゲリラ戦争の専門家であるアハメド・S・ハシムは、アメリ
カはイラク駐留を「長引かせる」ことになり、何年も続くゲリラとの戦いでイ
ラク人のガイドをつとめることになると予告した。
アメリカ軍は、米軍をそこに招くことになった戦争が終わったあとも、半世
紀以上にわたってドイツ、日本、南朝鮮(韓国)に駐留している。
ブルッキングス研究所で軍事・安全保障を専門としているケネス・ポラック
は、イラクが米軍の存在なしに自立する準備が整うまでに少なくとも4〜5年
はかかるだろうと推測した。
米軍がバグダッド北西のユーフラテス峡谷で掃討作戦をおこなったにもかか
わらず、米軍高官はいまだに外国人戦士がシリアからバグダッドへと、少なく
なったとはいえ、その経路を通って移動できると考えている。先週、この地域
で少なくとも6人のアメリカ兵が殺された。シリア国境からわずか12マイル
のところで、8日、5人のイラク人が殺され、1人の米海兵隊員が負傷した。
ケーシーはイラクへの領土委譲戦略は「地域単位」になると述べたが、その
意味は最初の対象地域はゲリラの脅威が最も少ないところというもので、おそ
らくシーア派の南部とクルド人の北部となるだろう。
それらの地域の一部は米国の有志連合軍の統治下にあり、その有志連合軍は
既に数ヶ月以内に相当規模の軍隊を撤退させる計画を発表している。
しかし、バグダッドや西部アンバル州といったゲリラの温床地域は、しばら
くはアメリカ軍の統治下に維持されるようだ。
委譲と完全撤退の最終期限はイラク軍の能力にかかっている。シーア派とク
ルド人に偏っているイラク軍部隊の多くは、まだテスト段階にあって、米軍の
助けなしに軍事行動を展開する作戦能力と十分な装備に欠けている。バグダッ
ドの北東にあって諸宗教・宗派が複雑に入りくんでいるディヤラ州では、諸都
市を統治するためにイラク警察に大きな注目が向けられている。イラク部隊が
支配を維持できないときには、米軍兵力が補助することになるだろう。
そのようなすべてが、ほぼ確実に米軍の助けを必要とする長期かつ困難な戦
いを意味している。
安全保障問題のシンクタンク(頭脳集団)であるグローバル・セキュリティ
(GlobalSecurity.org)のジョン・パイクは、イラク人の治安部隊は2004
年初めと2004年後半の2度のできごとで崩壊してしまった」と指摘した。
「それはたぶん、いつの日か将来の仕事だろう(今の話ではない)」。
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☆★英国防相: イギリス軍はゲリラ掃討前にイラクから撤退
UKTroopsWillLeaveIraqbeforeInsurgencyEnds,SaysReid
ガーディアン 2006年2月8日 (抜粋)
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http://www.truthout.org/docs_2006/020806F.shtml
イギリス軍はイラク撤退にあたってゲリラ活動の終結を待つつもりはなく、
来年までにはイラク駐留兵力は「際立って少数」になるだろう−−昨夜、ジョ
ン・リード英国防大臣が語った。
彼が明らかにしたのは、結局のところ、イラク人が自分でやることになるの
だ、ということだった。
彼はロンドンの外国報道協会でおこなった演説で、「われわれの目的は決し
てわが国の生き写しを造りだすことではなかった」と述べた。イラクがどのよ
うになるべきかは、イギリス人が決めることではない。「われわれの目的は、
イラク人に彼らの望むような国を建設する手段を提供することだったはずだ」
と。
彼はさらに、イギリスが8500人強の軍隊を撤退させたらイラクがどうな
るか、人々が想像することをめぐって混乱があると述べた。「われわれの主要
な任務は・・・イラクで発生しているゲリラを打ち負かすことではない。それ
をやる能力をイラク人が持っていることを明らかにしておくべきだ」。
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☆★カンパへのお礼
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年末・年始に温かいカンパをいただき、あらためて感謝を申し上げます。
個別にお礼を述べたケースもありますが、送金のさいにお名前のみ連絡いた
だいた場合には(その多くは銀行振込み)、個別にお礼を述べることができて
いません。また氏名等を公表して謝意を伝えることは、当初よりそのように案
内しておりませんので、個人情報の扱いとしても公表することはありません。
この場を借りてお礼とさせていただきます。有効に役立てることを約束しま
すとともに、今後とも、ひきつづくご支援・ご協力をお願いいたします。
ありがとうございました。
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