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朝日新聞からhttp://www.asahi.com/international/update/0210/015.htmlより引用
核実験問題・ポリネシア議会委「仏政府が調査妨害」
2006年02月10日23時48分
南太平洋の仏領ポリネシアでフランスが60〜70年代に実施した大気圏内核実験の影響を調査していたポリネシア領土議会の調査委員会は9日、報告書を議会に提出した。調査委はその中で、情報を隠し調査の一部を妨害しようとしたとして仏政府を強く非難している。
報告書によると、調査委が立ち寄った地域を仏国防省の代表団が後から訪れ、地元自治体などに実験当時の痕跡をとどめる建物などを破壊するよう圧力をかけたという。
また、仏政府が調査委と国防相との会談も含めた一切の協力・情報提供を拒んだことや、調査委の実権をなくすために法的手段をとろうとしたことも報告書は明らかにしている。
報告書によると、計46回の実験が実施された66〜74年当時、仏国防省は住民に「実験は清浄で、汚染物質は降らない」と説明していた。しかし、調査委が入手した機密文書によると実際にはポリネシア全域に汚染物質が降下しており、「仏当局はうそをついた」としている。
ポリネシアは全域で高い頻度で甲状腺がん、白血病が発生しているという。議会は声明で、「住民が放射性物質の前に置き去りにされた、と言わざるをえない」と仏政府の対応を強く非難した。