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朝日新聞からhttp://www.asahi.com/international/update/0210/006.htmlより引用
NATO、アフガン増派へ 風刺漫画問題受け
2006年02月10日12時12分
北大西洋条約機構(NATO)は9日、イタリア南部タオルミナで非公式国防相会議を開き、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺漫画をめぐって緊張が高まっているアフガニスタン南部に治安部隊を展開する方針を確認した。英国、オランダ、カナダの部隊が中心となるほか、風刺漫画騒ぎの発端となったデンマークも部隊を派遣すると見られる。
NATOが指揮する国際治安支援部隊(ISAF)は首都カブールを中心に、比較的治安が安定している北部、西部に約9000人を展開している。会議では、6月ごろに南部への部隊派遣に着手し、夏までに部隊規模を約1万5000人に増やすことを確認した。
アフガンでは北西部の都市マイマナで7日、NATO加盟のノルウェー軍の基地を数百人のデモ隊が襲い、デモに加わった4人が死亡した。ノルウェーの雑誌が風刺漫画を掲載したことに抗議したとみられる。会議では、こうした治安悪化にかかわらず、増派が必要だとの認識で一致した。
会議にはエジプト、モロッコ、アルジェリアなど中東、北アフリカの7カ国の国防相らが招かれており、10日、安全保障問題をめぐる意見交換とともに、風刺漫画問題をめぐる対応策を話し合うと見られる。
風刺漫画問題は当初は議題に入っていなかったが、ドイツのユング国防相が9日、独メディアで「問題の悪化を食い止める方法についても話し合う必要がある」と述べた。
招待が決まったのは風刺漫画問題が起きる前だが、NATOとしてはイスラム諸国を含む7カ国との会合を、友好関係を強調する場にしたい考えだ。