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http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20060202ddm007030047000c.html
世界はどう見る:左派・先住民のボリビア大統領
◇「親ベネズエラが、負担に」/「ブラジル・米欧と対立も」
南米ボリビアで先住民初の大統領に左派のモラレス氏が就任した。ベネズエラ紙ウニベルサルは「モラレス政権はベネズエラのチャベス大統領の後見を得て、反新自由主義や天然資源の国有化などチャベス的な政策を打ち出す一方、外国投資家や米国などの懸念を抑えようとする兆候もみせている」と分析し、ベネズエラへの忠誠がモラレス政権にとってはむしろ負担になると指摘した。
ペルー紙コメルシオは、「大統領は先住民としての人種主義的な姿勢はトーンダウンさせた」と評価する一方で、「天然ガス国有化や反グローバリズムの姿勢を懸念する声がある」と指摘した。
領土問題でボリビアと対立し正式な外交関係のないチリのテルセラ紙は、モラレス氏が急進的な姿勢をやや軟化させたことについて、「就任前の欧州歴訪で話し合いの重要性を学んだからだ」と分析。ほぼ半世紀ぶりにチリ大統領がボリビアの大統領就任式に出席したことから、両国関係の雪解けに期待を示した。
スペイン紙ムンドはモラレス大統領の演説を「古い左翼のようで、反植民地主義、反帝国主義といった60年代の学生運動を想起させる」と批評。「投資国のブラジルや米国、欧州などとの対立が生まれる可能性がある」と懸念を示した。
左派系メキシコ紙ホルナダは、モラレス氏が「先住民文化を捨てずに大統領になった初のインディオである」と歴史的な出来事と位置づけた。先住民は5世紀にわたって搾取されてきたと強調し、「モラレス政権が新自由主義に疑問を呈し、米国と対立することも当然だ」とした。そのうえで、「米国はラテンアメリカの反抗的な政権に攻撃的で、コカインとは異なる伝統的なコカ葉栽培保護を主張するモラレス大統領には特に敵対的だ」と米国を批判した。
一方、仏紙ルモンドは当初「モラレス大統領の最大の敵は右派ではなく、既存組織を利用して選挙で当選したことに反感を持つ急進左派だ。また『最低賃金を3倍にする』とした公約が実現できなかった時の支持層内からの突き上げもある」と厳しい見方を示した。
しかし、就任前に欧州を回り、選挙戦で使った「天然資源の搾取」との言葉に不安を覚えていた投資家たちを安心させたことを評価。「新大統領は資産没収には常に反対しており、資源国有化などには踏み切らないだろう」とのブラジル大使の言葉を紹介した。
毎日新聞 2006年2月2日 東京朝刊
この毎日新聞の記事は本当怪しいです。
まず前半部分で引用されている新聞。普通の人がこれだけ読むと、まるで世界中がボリビアの左翼政権を心配しているかのように感じるでしょう。
しかし実際のところ、ほぼ右派的な立場の新聞ばかり集めてきて、この記事を構成しているわけです。
一方で、ボリビア大統領支援記事のメキシコ紙ホルナダは左派系と決めつけている。
右翼は普通の意見で、左翼は特殊と印象付けたいのでしょうか。
しかもこのタイトル。
◇「親ベネズエラが、負担に」/「ブラジル・米欧と対立も」
ボリビアの記事なのに、なんだかチャベス政権を批判したいという意図が見え隠れしてますよね。
毎日新聞については、以前からその国際面、特に中南米記事について疑いを持ってみてきたわけですが、今回も同様の人物の記事かもしれません。書名はありませんが、毎日にスペイン語に堪能なベテラン記者がそう沢山いるとは思えないので。
また毎日新聞藤原章生記者の記事ですね・・・やはりJCIA?
http://www.asyura2.com/0510/war75/msg/607.html
投稿者 あめぞうもなー 日時 2005 年 10 月 17 日