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【東京7日=齊藤力二朗】イスラムの預言者ムハンマドを中傷する漫画で報道の自由が議論されている中、反ユダヤ的な評論を掲載したアメリカの雑誌が、在米のユダヤ人団体の圧力で廃刊に追い込まれた。通信社、ジューイッシュ・テレグラフィック・エージェンシー(JTA)の記事を引用する形で6日付のイラク・パトロールが報じた。
JTAによると、反ユダヤ的な論調の評論を掲載したことで、一つの経済雑誌が廃刊されることになった。世界経済フォーラムのクラウス・シュワブ議長が、米国ユダヤ人委員会のデビッド・ハリス委員長に2月3日付けであてた書簡で、雑誌グローバル・アジェンダの廃刊を約束したという。
イスラエルを国際的にボイコットすることを呼びかけた評論は、扇動的で悪意に満ちているとシュワブ議長は語った。最新号のこの評論は削除し、代わりに世界経済フォーラムの価値に関するシュワブ議長の巻頭言を掲載して再発行する。なお最新号が同誌の最終号となる。
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200602071330082
東西問わず宗教に言論の自由なし