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「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(1日)拷問されたパレスチナ人と国が和解
★(2日)違法入植拠点アモナの撤去は大混乱
★(3日)入植者の攻撃を受けて国防軍が撤退
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2006年2月1日（水）
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＊ハマス政権への対応を協議するため、新任のリブニ外相が今日、エジ
プトのカイロを訪問し、ムバラク大統領ら高官と会談する。リブニ外
相にとっては、初めての外国訪問となる。(P,H)
＊西欧諸国がハマス政権への援助中止を表明したことにロシアのプーチ
ン大統領が懸念を表明。ハマスを支援して来たシリアは、アラブ諸国
が援助の穴埋めをすべきだとして、各国に要請を行う構え。(H)
＊シンベトに拷問されたとして国家賠償を求めていた２８人のパレスチ
ナ人に、国が２４０万シケルを支払うことで和解が成立した。(H,I)
＊ヘブロンの違法入植拠点では、入植者が平和裏に退去を完了。一方ア
モナには３０００人の右派勢力が集結し、緊張が高まっている。(H)
＊米議会がハマス政権への対抗法案を準備中。「パレスチナ人にはテロ
リストを支配者に選ぶ権利があるが、米国民にもテロリストに対する
支援をやめる権利がある」と提案者は語っている。(H)
＊ジェニン近郊で行われた自爆テロリスト拘束作戦中に銃撃戦。イスラ
ム聖戦のメンバー２人が死亡、警官１人も重傷を負った。(P)
＊盗賊に殺害された超正統派の女性の遺体を警察が検死しようとしたこ
とに怒ったエルサレムの超正統派約１０００人が暴動。超正統派は検
死制度に反対しており、過去にも騒乱事件があった。(P)
＊都市間の道路で車から降りる際に反射式ベストの着用が今日から義務
化。運転手が事故に遭う例が相次いだため、この法律を制定。(P)
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2006年2月2日（木）
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＊テロ賞賛発言をしたとして起訴されていたアラブ系ビシャーラ議員は
議員不逮捕特権により無罪だと最高裁。しかし検察は同議員が先月に
レバノンを訪問したことで再び同議員を起訴する構え。(P)
＊国防軍と警察が違法入植拠点アモナの強制退去。現場にはエイタム氏
ら議員３人を含め多数の右派活動家が詰めかけて大混乱となり、議員
を含め２００人以上が負傷し、３４人が逮捕された。(P,H,I,7)
＊エジプトを訪問中のリブニ外相と会談した情報担当のスレイマン氏は、
ハマスが「過激な連中」だと非難。暴力の放棄とイスラエルの承認を
受け入れない限り、組閣させるべきではないと語った。(P,H,I)
＊「欧米がハマス政権への支援を止めればイランが支援する」とエジプ
ト政府のスレイマン氏が懸念を表明。一方、サウジアラビアとカター
ルは自治政府に対する緊急援助を約束した。(H,I)
＊最新の選挙予想でリクードの支持率が減少。予想議席数はカディマが
４３、労働党が２１、リクードが１３、シャスは９だった。(H)
＊オルマート氏の率いるカディマに勝てない労働党の中に「オルマート
政権の良きパートナー」として選挙を戦うべきだとの意見。(P)
＊イスラエルがイランに攻撃されたら、イスラエルを守るとブッシュ大
統領。ホロコーストを否定し、イスラエル殲滅を目指すイラン大統領
の最近の発言に懸念を表明した。(H)
＊自爆テロを賞賛するパレスチナの映画「パラダイス・ナウ」と、テロ
との戦いを描いたスピルバーグ監督の「ミュンヘン」が共にアカデミ
ー賞の候補にノミネートされた。(H,I)
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2006年2月3日（金）
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＊訓練中にパラシュートが開かず国防軍兵士が死亡。事故死する兵士の
数が昨年は８人に減ったとの成果が発表された直後だった。(P,H)
＊アモナでの強制退去で警官が重傷を負うなどしたため、警察は入植者
を殺人未遂容疑で取り調べる構え。しかしカツァブ大統領は、多数の
負傷者が出たのは双方に非があるとして調査を命じた。(P,H,7,I)
＊緊急世論調査で、アモナの乱闘の責任は誰にあるかとの質問に３９％
が入植者、１９％が警察だと回答。また、混乱の原因は国の入植政策、
右派政治家、ラビの扇動だとの意見が過半数を占めた。(H)
＊ガザの情勢悪化と密輸の増加を受け、エジプトがシナイ半島の駐留軍
増強を希望。和平合意でシナイ半島の兵員数は制限されている。(P)
＊西欧諸国の新聞がマホメットの風刺画を掲載したことに怒った武装勢
力が、各国施設への報復を宣言。ドイツ人１人が誘拐される事件があ
った。各国は自治区の施設を閉め、職員を退去させている。(P,H,I)
＊ナブラス近郊の入植地イツハルから、国防軍の警備隊が退去。右派の
多い同入植地では、国防軍兵士が入植者に暴行を受ける事件が相次い
でいた。イツハルは無警備の状態になる。(P,H)
＊イスラエル国防軍の銃撃で羊飼いが死亡したとヒズボラが発表。しか
し、国防軍はレバノン国境で侵入者を射殺したと発表した。(P)
＊イランでの映画祭にイスラエル人が出演する映画。ガザ占領下で兵士
とパレスチナ人が共に被害者であることを描いた、イタリア人監督の
「プライベート」というその映画はハイファ映画祭でも上映。(P)
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［情報源略号表］
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretzdaily.com/
7=アルツ７ http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
［転載・引用・再配布について］
教会活動等の非営利目的ならばＯＫです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
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発行：「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集：石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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